【目立つ中心部での空き地など】
 2008年4月6日付

 士別市内の中心部で、空き店舗や空き地などが目立ってきている。市などが昨年10月に行った空き店舗調査によると、市内中心部での空き店舗、空き地、駐車場の数は211カ所。5年前の02年の調査に比べ72カ所も増えている。また3日に公表となった07年商業統計調査結果速報では、卸売・小売業の事業所数が04年調査に比べ28事業所減った310事業所となっている。

 士別市と士別商工会議所は毎年、空き店舗調査を実施している。
 この調査は、国道40号線をはさみ南北は大通1丁目から12丁目まで、東西は東4条からJR線までの商業地域と近隣商業地域の市内中心部を範囲として行っている。

 この調査は、市と会議所の職員が調査地域をまわり目視によって空き店舗や倉庫、空き地、駐車場の数を調べている。
 昨年10月に行った調査結果では、空き店舗数は30カ所、空き地が29カ所、駐車場が153カ所となった。

 前年の調査では空き店舗が35カ所、空き地が29カ所、駐車場が146カ所となっている。
 最近の傾向として、空き店舗をそのまま残さず、建物を取り壊し空き地や駐車場にするケースが増えてきている。

 昨年の調査では空き店舗と空き地、駐車場を合わせた数は211カ所となり、前年調査よりも1カ所増えたことになる。
 さらに5年前の02年の調査では、空き店舗と空き地、駐車場を合わせた数は139カ所だった。それに比べると5年間でその数は72カ所増えたことになり、その分市内中心部の小売店などが減少してきていることがうかがえる。
 また、昨年6月1日現在で実施した商業統計調査結果の速報値が3日に公表となったが、士別市の卸売・小売業の事業所数は310事業所で、従業員数は1811人となっている。

 前回の04年調査に比べると事業所数で28事業所、従業員数で103人減少している。

 年間商品販売額についても前回調査より8・5%、35億1412万円減少の377億8924万円となっている。

 市経済部商工労働観光課では「市内中心部における空き店舗や空き地、駐車所の数は増加傾向にある」としている。

 また商工会議所では「市内各商店も後継者不足や売上の低迷など、経営的な課題を抱えているのが現状。なかなかその打開策が見つかっていない」と話している。
 中心商店街で最近目立ってきたシャッターを下ろしたままの空き店舗や空き地が、商業関係の事業所が抱える厳しい実情を物語っているようだ。