【BDF車が本格的に稼働】
2008年4月9日付
環境に優しいバイオディーゼル燃料(BDF)を使ったごみ回収車が、8日から士別市内を走行している。昨年の実証試験を踏まえ、本年度から本格的稼働となったもの。当初、BDF使用車は1台の計画だったが、市民へのPR効果をねらい2台を走らせることにした。市では、今後も廃食油回収を市民に呼びかけていくことにしている。
BDFは地球温暖化の一因とされている二酸化炭素の排出量を削減することができるとされ、軽油の代替燃料として注目を集めている。
士別市では昨年度、名寄市内の業者が廃食用油で精製したBDFを使い、1カ月間にわたりごみ回収車1台で実証実験を行ってきた。
実験結果では、軽油とほぼ同じ燃費であることや馬力にも問題はなく、排ガス硫黄酸化物が含まれていないため、軽油使用時に発生する黒煙の発生がほとんどなく、環境・安全の観点から公道走行可能な軽油代替燃料として十分に対応できるとのデータを得た。
そこで市では本年度から、BDFを使ったごみ回収車を本格的に稼働させることにした。
当初は1台の稼働だったが、市民へのより高いPR効果を狙い、2台のごみ回収車にBDFを使用することにした。
市と精製業者では、市が回収した廃食用油の2割をBDFとして提供してもらう契約を結んでいる。
実証実験と合わせて市では廃食用油の拠点回収や、凝固剤を使用しない廃食用油の回収も行ってきたが、昨年度は9210リットルの廃食用油を回収。
その20%にあたる1842リットルのBDFの提供を受けることになっている。
このうち440リットルについては実証実験として使用しており、本年度は1402リットルを2台のごみ回収車で使用することになっている。
通常、ごみ回収車では1カ月に300リットルほどの燃料を使用することから、提供を受けたBDFを2台で使用すると2〜3カ月分の量となる。
市ではBDF使用車を使って市民にPRしながら、今後も廃食用油の回収を
積極的に呼びかけていくことにしている。
「今後も市民の協力を得ながら10月ごろまでの燃料は確保したい。二酸化炭素抑制のほか、コスト面でのメリットもあるため、積極的に廃食用油の回収につとめていきたい」と市環境生活課では話している。