【敬老バス:登録・利用とも過去最高】
 2010年4月21日付

 士別市は74歳以上の高齢者に対して、市内を運行するバスに無料で乗車できる「敬老バス乗車証」を発行している。09年度末で約2500人が登録しており、対象に占める割合は6割以上となっている。この乗車証の利用は延べで11万6千人以上となり、事業が高齢者の移動手段確保として重要な役割を果たしていることがうかがえる。

  敬老バス乗車証は、高齢者の市内における交通手段確保のために、91年度から高齢者対策として市が独自に実施してきている。

 市の窓口で申請して乗車証の交付を受けることで、市内を運行する士別軌道と道北バスを無料で乗車できるようになっている。

 当初は75歳以上を対象に発行していたが、03年4月からその対象を74歳以上としている。
 09年度末での士別市における74歳以上の人口は4091人。

 このうち敬老バス乗車証の発行を受けているのは2491人で、対象者の6割が乗車証の申請を行い交付を受けていることになる。

 07年度は2336人、08年度で2420人が登録を行っており、その数は着実に増えてきている。

 乗車証を使ってのバス利用は07年度で延べ9万8383人、08年度が10万4989人、そして昨年度は11万6285人が乗車証でのバスを利用している。

 敬老バス乗車証の登録車、利用者とも昨年度は新市となって最も多い数となった。
 また昨年度は登録者1人あたり46・68回利用したことになる。

 敬老バス乗車証登録車のなかには交通手段としてマイカーを使用している人たちも多いが、1人あたり平均で年間に46回以上も敬老バス乗車証による路線バスの利用があることは、高齢者の日常生活における交通手段確保という点で、この乗車証が重要な役割を果たしていることがうかがえる。

 士別市内では高齢者が増えている状況にあり、高齢者にとって敬老バス乗車証事業は貴重な制度となっているようだ。