【合流式下水道改善:昨年度までに6億円投じる】
 2010年4月日24付

 士別市は、06年度から合流式下水道の分流化改善事業に取り組んでいる。特に09年度からは国の合流式下水道緊急改善整備事業を活用した事業を進めており、昨年度は3億円をかけて1888メートルの改善を行った。この事業では2013年度までに40・4ヘクタールの整備を行っていくことにしており、本年度は2億8700万円の事業費を組んでいる。

 合流式下水道は、汚水と雨水を分けずに排出する、古い形式の下水道。

 管を1本埋設するだけの工事で済むことから、低コストで効率的に下水道整備を促進することができるとして、60年代から70年代にかけて全国でこの方式が普及していた。
 士別市でも61年から70年代の下水道整備初期の段階で合流式を採用して、整備を進めてきていた。
 士別市の現在の下水道認可区域は668・8ヘクタールで、そのうち合流式となっているのはおもに市街地中心部の149・2ヘクタールと、認可区域の2割程度となっている。

 合流式下水道は水質悪化の原因とされるとし、国は02年に合流式下水道を整備したそれぞれの市町村に改善計画を策定し、その後に改善整備を実施するよう通達している。
 市では現在使用している管を雨水専用とし、新たに分流式下水道区間に汚水専用の管を敷設して、2024年度までに分流化を図る計画を立てている。

 分流式改善事業については06年度に調査設計を行い、07年度から本格的な事業に取り組んできている。
 09年度からは、国の時限立法である合流式下水道緊急改善整備事業を活用して事業を進めてきている。

 この補助事業は2013年度までの5カ年で実施することになっており、整備面積は40・4ヘクタールで管延長は約1万メートルとなっている。
 昨年度は3億円の事業費で1888メートルの管整備を行ってきた。
 本年度については2億8700万円をかけて、1640メートルの整備を行うことにしている。
 次年度以降は約3億円ずつの事業費を組み整備を進めていく計画。

 緊急整備事業以前の06年度から08年度までには3億0500万円をかけて整備を行ってきており、昨年度までに合流改善事業で費やしてきた事業費の総額は6億円以上となる。

 5年間で実施する緊急改善整備事業では15億1500万円の事業費を見込んでおり、この事業終了後においても残る約108ヘクタールの整備を計画的に進めていきたいとしている。

 合流式下水道の改善事業費は、全体で約55億円の事業費を見込んでいる。