【桜岡湖:改修工事で来期のワカサギ釣り中止】
 2008年4月25日付

 冬のワカサギ釣りなどで多くの観光客が訪れている桜岡公園の桜岡貯水池は、道営ため池等整備事業で老朽化した余水吐(よすいばき)の改修工事を実施する。工事に伴い貯水池の水位を9月以降下げることにしており、町は生育に影響が出るとして来冬のワカサギ釣りを中止とすることにした。冬期間の観光の目玉でもあったため、レークサイド桜岡などにも影響がでるものと思われる。

 剣淵町の桜岡貯水池はかんがい用貯水池として1925年(大正14年)に竣工し、63年(昭和38年)に放水路などの整備を行った。
 また、89年から97年にかけ、水環境整備事業として貯水池の周辺の整備を行い、現在ではオートキャンプ場やワカサギ釣りなどでも多くの人が訪れている。

 貯水池は十勝沖地震の影響で壊れた放水路の壁面改修工事のため、04年に貯水池の放水を行っており、ヘラブナなどの魚の移動も行った。
 今回の工事は満水になったときに水を逃がす「余水吐」という施設の老朽化に伴う改修工事で、道営ため池等整備事業として実施して、06年度から調査設計などを行っており、今年度から本格的な工事を行う。工事期間は2010年度までとなっている。

 工事にあたっては災害などに備え、安全に作業ができる水位まで下げるとしている。

 04年の改修工事の際のような放水は行わないものの、ワカサギの生育に影響が出るとして、町では09年、10年のワカサギ釣りの中止を決めている。
 桜岡湖のワカサギ釣りは、昨年暖冬の影響で中止となり、2年ぶりの解禁となった今シーズンは多くの愛好者や家族連れでにぎわいを見せた。
 レークサイド桜岡も中止となった前年に比べ約100万円の売り上げ増となっている。

 ワカサギ釣りは客足のにぶる冬季の目玉でもあったが、中止により売り上げなどに影響が出ることは必至だと思われる。

 レークサイド桜岡では昨シーズンからオートキャンプ場周辺にクロスカントリーコースを作り、廃止となったスキー場に代わり、地元少年団や近隣の愛好家などが多く利用した。

 レークサイド桜岡はワカサギ釣りに代わるものとして、来冬も引き続きクロカンコースの設営を行うほか、合宿の呼び込みなど、利用者増へ積極的に取り組んでいきたいとしている。