【羊と雲の丘:雪不足で緊急対応】
 2010年4月28日付

 士別市最大の観光スポットである羊と雲の丘は、融雪の遅れから放牧場にはまだ多くの残雪がある。いつもの年ならば4月下旬にも放牧を開始しゴールデンウィークを迎えるが、今年は5月1日に羊と雲の丘で飼育しているサフォークだけを放牧して大型連休に備えることになった。恒例の毛刈りショーやシープドックショーも例年通り実施することにしている。

 ゴールデンウィークに入ると、市内の羊と雲の丘はいつもたくさんの観光客でにぎわう。

 例年はゴールデンウィーク前の4月下旬ごろにサフォークを放牧するが、その1週間ほど前に牧草用の肥料を散布している。
 ところが今春は、例年になく雪解けが遅く、羊と雲の丘の放牧場には至るところに雪が残った状態となっている。
 今の状態では牧草用の肥料をまくことができず、例年通りのスケジュールで放牧することが困難となっている。
 25日には260人の市民が参加して牧柵整備をしたばかり。

 白い牧柵が丘陵地帯に張りめぐらされ、そこにサフォークが放牧されている牧歌的な様子は羊と雲の丘のうりの一つ。
 仮に放牧ができなくなってしまえば、ゴールデンウィーク恒例の毛刈りショーやシープドックショーの開催も危ぶまれることになる。
 大型連休にはこれを楽しみに来る観光客も多く、その対応が急がれていた。
 そこでゴールデンウィーク向けの緊急対策として、羊と雲の丘で飼っている20〜30頭のサフォークを5月1日から9日まで放牧し、その後一時サフォークを退牧させて牧草用の肥料を散布。

 5月15日から、市内の生産者のサフォークを集めて通常の放牧を行うことになった。
 これによってゴールデンウィーク期間中の毛刈りショーとシープドックショーの開催も可能になった。

 サフォークの毛刈りショーは5月2日から9日までの午前11時と午後2時の2回、世界のめん羊館中庭で開催。
 シープドックショーも午前11時30分から1日1回の日程で行うことにしている。ただし6日と7日の開催については毛刈りショー、シープドックショートとも検討中としている。

 また2日から9日まで(6日・7日は未定)、めん羊工芸館「くるるん」でも刈ったばかりの羊毛を洗う体験会を行う。
 体験会は100グラムまで300円となっており、1時間程度となっている。

 市経済部商工労働観光課では「残雪が多いためゴールデンウィーク期間中の放牧数は少なくなってしまうが、例年通り観光客にはシープドックショーや毛刈りショーを楽しんでもらえる。めん羊工芸館でもイベントを開催することもあり
、大奥の観光客に楽しんでもらいたい」と話している。