【食のふるさと館:特産品づくりの拠点に】
2008年5月3日付
剣淵町の農産物加工研究施設「けんぶち食のふる里館」は、98年のオープンから10年が経過し、これまでに約3万4千人が味噌づくりなどの食品加工に利用している。加工した製品は道の駅などでも販売しており、剣淵町の特産品としても定着している。近年では利用が固定化していることもあり、多くの利用を呼びかけている。
剣淵町の農産物加工所は、1983年に地場産品加工研究センターを建設、その後98年に地域農産物の付加価値を高め、町の特産品づくりを行い、地域農業の活性化を図ろうと道営中山間地域総合整備事業として、約2億円かけて農産物加工研究施設「けんぶち食のふる里館」を建設した。
食のふる里館にはフードミキサーや野菜洗浄機などを備えた加工研究室や、自動発酵機などを備えた調合試験室などがあり、農産物を利用した特産品の開発から商品化の研究までを行うことができる。
利用者は農家の女性グループや婦人部などが活用、オープンからこれまでに約3万4千人が施設を利用している。
施設では味噌、漬け物、トマトジュース、ソーセージなどの製造を行っている。
剣淵町の特産品研究グループである福有会(有坂加代子会長)は、94年に農家の女性たちが集まって結成、地元の農産物を使った加工品の研究や生産を行っており、福有会の製造した味噌や漬け物は品評会などでも入賞し、イベントや道の駅などでも好評を得ている。
また町内のバイオ研究会で培養栽培した小果樹のジャム加工なども行っている。
近年では食品の安全表示などが厳しくなり、新商品の開発なども少なくなっている。
また利用する団体が固定化されてきていることや、夏期間の利用が落ち込むことなどから、剣淵町農業振興センターでは、より多くの町民に施設を利用してもらおうと呼びかけている。