【国保税率:均等割4千円の増額示す】
 2010年5月15日付

 士別市国民健康保険運営協議会(千葉道夫会長)が13日に市民文化センターで行われた。協議会では2010年度国保事業特別会計予算案で約1億8千万円の収支不足が生じることなどから、今年度中に国保税を引き上げざるを得ない見通しが示され、それに関する条例改正について市が諮問した。具体的な改定税率については次回の協議会で答申することになった。

 協議会でははじめに相山佳則副市長が「2010年度国保事業特別会計予算案で約1億8千万円の収支不足が見込まれており、収支均衡を図っていくためには道の基金から借入を行い、今後5年程度をかけて国保特別会計で返済していきたい。そのためには国保税を引き上げざるを得ない状況であり、ご理解いただきたい」とあいさつした。 この日の議題は09年度国保特別会計の決算見込みと国保税率の改定など。

 09年度国保特別会計の決算は当初3200万円の赤字を見込んでいたものの、懸念されていた新型インフルエンザの流行の影響が小さく、さらに道から特別調整交付金2500万円が交付されたことなどから、09年度の基金残高は1億3767万1千円となる見込み。 10年度予算案では09年度末で見込まれる基金残高の全額を歳入に計上しても収支不足となる1億7967万4千円を歳入欠陥補填収入として予算措置せざるを得ないとした。

 市は中長期的な視野で国保会計の収支均衡を図っていくため、道の基金から無利子の貸し付けを受け、2012年度から5年間で償還する考えを前回の協議会で示していた。

 この日の協議会では国保税の医療給付費分の税率を引き上げる案を諮問した。
 諮問した案は現行の医療給付費の税率を所得割で0・6%、均等割で1人4千円、平等割で1世帯1千円引き上げるもので、年間の国保税収は従来に比べ3584万1千円の増収となる。

 諮問した国保税率の改定案については、今月中に開かれる次回の協議会で答申することになっている。