【岩尾内ダム:豪快に一筋の白い帯】
 2010年5月18日付

 士別市朝日町にある岩尾内ダムで現在、2つのゲートから湖内の水をはき出すゲート放流が行われている。今春は周囲の積雪が多かったうえに融雪が遅れているため、岩尾内湖の春の風物詩であるゲート放流も例年より長い期間見ることができそうで、堤体にひと筋の帯びを垂らしたような豪快な様子に、ここを訪れる人たちの目を引いている。

 周囲を深い山々に囲まれている岩尾内湖には、毎年春になると大量の融雪水が流れ込んでくる。

 その融雪水によって岩尾内湖の水位は上昇するため、水位調整のためゲート放流を行うことになっている。

 例年だとゴールデンウィーク前後にゲート放流を行うが、今年は積雪が多いうえ例年よりも融雪が遅れているために、ゲート放流が始まったのは9日から。
 現在は80立法メートル近い融雪水などが流入しており、岩尾内ダム管理事務所では毎秒70立方メートルもの水をゲートから放流している。
 現在の岩尾内湖の水位は320メートルほどで満水の状態となっており、「今の時期がピークでしょう」とのこと。

 ゲートに近くによると「ゴォー」と地鳴りのようなごう音が響きわたり、その勢いと水しぶきが周囲の木々を大きく揺らしている。

 岩尾内湖への融雪水の流入はまだ続いており、今年は5月下旬ごろまでゲート放流が続くことになりそうだ。