【消費生活相談:過剰債務などが増加】
 2010年5月22日付

 士別市消費生活相談センターは、09年度における市民からの消費生活相談件数をまとめた。それによると昨年度の相談件数は140件で、前年度よりも54件減少した。ここ数年は架空請求はがきに関する相談が大幅に減少してきているため、相談件数も減少傾向にある。その一方で過剰債務や利殖に関した相談が増加傾向にあるほか、悪質な訪問販売に関する相談も目立ってきている。

 士別市消費生活相談窓口が昨年度に受け付けた相談件数は、前年度より54件減少した140件だった。

 最近10年間の相談件数を見ると00年が103件で、その後相談件数は増加傾向をたどり01年で110件、02年が154件、03年度が270件、そして04年度が449件と一気に増加した。
 05年度からは減少傾向となり07年度で255件、一昨年度が194件となっている。
 03年度から04年度にかけて相談件数が急増したのは、はがきによる架空請求が増えたため。

 05年度以降ははがきの架空請求が減少し始め、本年度の相談件数ははここ10年間で最高だった04年度の3分の1程度まで減ってきている。

 相談件数は減少してきているものの、市民を取り巻く消費生活環境の変化によって相談内容は多岐にわたってきている。
 そうしたなかで特徴的なのが、過剰債務や生命保険契約、さらには先物取引などの利殖などに関した金融関係の相談が増えてきていること。

 このことについて市消費生活相談センターでは「長引く景気の低迷が反映されているのでは」とみている。
 インターネットサイトや電話情報などに関した通信サービス、健康食品関係の電話勧誘やマルチ商法などの相談も増えているのが目立っている。

 さらに最近では、認知症の高齢者や知的障がい者などをねらった悪質な訪問販売も増えてきている。
 「業者の不当な契約については、身近な家族や地域で見守り支えていくことが大切」と市消費生活相談センターでは注意を呼びかけている。

 市では昨年度から国の交付金を活用した焼死者行政活性化事業に取り組み、相談員の増員を図るなどしてその体制整備につとめてきている。

 市消費生活相談センターでは「まずは、しっかりと断ることが重要。そして何か不審な点があれば、すぐに相談してもらいたい」と話している。

 士別市消費生活相談センターは市役所環境生活課内にあり、電話番号は23−3820となっている。