【農商工業者の後継者に結婚祝い金】
 2010年5月28日付

 剣淵町後継者対策協議会(阿部宏会長)は町内の農業・商工業後継者の結婚に対し、5万円の結婚祝い金を支給するとした。結婚祝い金の制度としては03年度まで実施していた結婚奨励報償制度以来となる。「まちづくりを担う若者たちの励みになれば」としており、担い手・後継者対策の新たな組織づくりも検討している。

 剣淵町後継者対策協議会は、農業・商業の後継者対策のあり方を町などと検討してきた。

 基幹産業である農業に限らず、町内の商工業でも後継者不足が目立っており、協議会では町内の後継者確保や若者の励みになればと、今年度結婚祝い金の支給事業を実施することとした。

 祝い金の支給により定住人口の増加と町の将来を担う夫婦が協働のまちづくりの進展に寄与することを目的としている。

 剣淵町内の農業または商工業の後継者を対象とし、夫婦1組に5万円を支給するもの。
 後継者については現在就農・就業していなくとも、将来的に後継者となる夫婦も対象としており、申請を受けて内容を審査し決定する。

 支給には申請書を後継者対策協議会事務局のある剣淵町農業委員会に提出することとなる。

 剣淵町の結婚祝い金制度は、1971年度(昭和46年)から結婚奨励報償制度を実施し、結婚する夫婦のほか、仲人にも報奨金を贈呈していた。
 しかし仲人の役割が少なくなったことで時代にそぐわなくなり、また行政改革の流れから2003年度(平成03年)で制度を廃止していた。

 新たな結婚祝い金の制度について、佐々木智雄町長は「地域で結婚を祝福し、まちづくりの将来を担う若者たちの励みになればと思う」と話しており、広報などを通じて制度を周知していきたいとしている。

 結婚祝い金制度は後継者対策協議会の10年度事業として実施するが、町では祝い金の支給を来年度以降も継続していきたいとしており、担い手・後継者対策の新たな組織を立ち上げたいとしている。