【雪捨て場に大量の残雪】
 2010年6月15日付

 降雪量が例年を大きく上回った今冬を象徴するかのように、士別市の雪捨て場には今もなお大量の雪が残っている。市施設維持センターは雪捨て場の残雪を削り取りながら融雪を促す作業を行っているが、「今年は残雪量が多く、雪捨て場の雪がなくなるのも今月下旬以降になってしまうのでは」と、大雪だった冬の名残に苦慮している。

 今冬は、昨年11月1日の初雪以降しばらくは降雪量が少なかったが、12月以降から一気にその量が増えはじめ、結局は830aを超し平年を大きく上回る降雪量となった。
 さらに、春からの低温と天候不順によって融雪がかなり遅れてしまった。

 士別市は市街地区に、剣淵川の観月橋付近と南士別の2カ所に雪捨て場を確保している。
 いずれも河川用地を活用したもので、観月橋付近の容量は約8万立方メートル、南士別が5万8千立方メートルの雪を捨てることができるようになっている。
 雪捨て場はトラックなどで持ち込まれたものを圧雪して固め、その上に次々と雪を積み重ねていくもの。

 そのため、下層部の雪は氷のように固められ、気温が上がってもなかなか解けづらい状態になっている。
 それでも例年ならばこの雪捨て場も、6月初旬から遅くとも中旬までには雪がなくなってしまう。

 ところが今年は6月半ばを過ぎても雪捨て場一面に残雪があり、その厚さも2メートルほどになっている。

 市施設維持センターによると、今冬は降雪量が多く雪捨て場に運び込まれた排雪量もかなり増えてことに加え、春先からの低温で融雪が進まず、この時期になっても大量の雪が残ってしまっているという。
 現在残っている雪は下層部の氷のようになった固くひきしまった雪で、「何もしなければ、秋過ぎまでこの状態が続くでしょう」(市施設維持センター)とのこと。

 そのため、市施設維持センターでは融雪を促すために上部の柔らかい雪を重機でならす作業を続けている。
 ここ数日は真夏を思わせるような暑い日が続いているが、市の雪捨て場では今冬の大雪だった名残に苦慮させられている様子。

 「ここ(雪捨て場)の雪がすべてなくなるのは、下旬以降になってしまうのでは」と市施設維持センターでは話している。