【朝日町の地域交流施設:管理運営の受け皿検討へ】
 2010年6月16日付

 士別市は本年度、朝日町に、宿泊・入浴ができる地域交流施設を建設する。すでに本体工事などの入札が行われ、来年4月のオープンに向けて建設工事が進んでいくことになる。一方、施設の管理運営については指定管理者に委託する方向性だが、その委託先についてはまだ定まっていない。市では今後、指定管理者の受け皿について検討を進めていくことにしている。

 地域交流施設の建設は、公衆浴場としての役割を果たしている老人保健センターが老朽化してきたことと、宿泊ができる山村研修センターが合宿のピーク時には一般が宿泊できないことなどから、宿泊ができる入浴施設として朝日町内に建設することが計画されていた。

 市では本年度、地域交流施設建設事業費として総額3億7700万円の予算を計上。
 山村研修センターに隣接して建設することで、研修センターと一体的管理を行うことにしている。

 地域交流施設についてはすでに入札を行っており、本体工事については現在開会中の市議会第2回定例会で工事請負契約の締結案が提案されている。
 議会の議決を得れば建設工事も始まることになり、来年1月末が完成予定で4月のオープンに向けて備品の導入などを進めていく。

 建設工事に向けては準備が着々と進んでいるが、地域交流施設を管理する委託先についてはまだ白紙に近い状態となっている。
 市では朝日地区の経済活性化も考慮して、委託先として朝日商工会(菅原清一郎会長)に打診していたが、商工会としては「困難である」との考えを市に伝えている。

 管理運営については指定管理者への委託との方針だが、朝日商工会が困難としたことについて菅原会長は「宿泊入浴施設を運営するノウハウがなく、さらに商工会としての性格上、こうした施設の指定管理者になるのは難しい」としている。

 備品の導入などについてはある程度、施設を運営する指定管理者の意向も踏まえる必要がある。
 さらに指定管理者受ける事業者にとっても職員の採用などに一定の準備期間が必要になる。

 市としても今後、地域交流施設の管理運営にあたる指定管理者の対応について検討していくが、城守正廣副市長は「建設準備は整ってきている段階なので、指定管理者についても早い段階で見通しをつけていきたい」と話している。