【子宮頸ガンワクチン:助成は国の動向注視】
 2010年6月日付

 士別市議会第2回定例会は16日に一般質問を行い、この日午後から十河剛志氏(民政クラブ)と国忠崇史(無会派)が登壇した。市役所の市長室を開放して市民と市長が懇談する市長室開放事業について牧野勇司市長は、実施に向けて検討するとした。また子宮頸がんワクチンの助成に関しては、国の動向に注視しながら調査・研究を行っており、今後検討していくとした。いずれも十河氏の質問に答えた。

 十河氏は、市長とのふれあいトークに関連して、日時を決めて市長室で市民と市長が懇談する市長室開放事業について質問。
 また公用封筒の裏面に有料広告の掲載などはできないかとした。

 車いす使用者がJR士別駅を利用する際、自立支援法を活用した移動支援の可能性と子宮頸がんワクチンの助成について、市の考えをただしていた。
 牧野市長は市長室開放事業について「市民の声を謙虚に聞くことは大切」としたうえで、これまでに市長とのふれあいトークをはじめ市長への手紙、子ども夢トークなどを実施してきているとした。

 支障のない限り市長室と副市長室のドアはオープンしていることも説明。さらに「今後も対話を通じて市民との信頼関係を築いていくために、市長室開放事業は実施向けて検討を重ねていきたい」と答えていた。
 車いす使用者のJR士別駅利用に関しては相山佳則副市長が、自立支援法を活用した移動支援事業について関係機関と連携し迅速に対応していくと答弁。

 公用封筒の有料広告について鈴木久典総務部長は、広告主確保で厳しい状況にあることも考えられ、現段階での実施は難しいとした。
 織田勝保健福祉部長は子宮頸がんワクチンの助成について、国が来月から検討に入るとのことでその動向に注視していきたいとし、助成する場合でも所得制限の設定や助成額、対象年齢など基準要件の調査・研究を行っており、それをもとに検討していくとした。

 国忠氏は地上デジタル放送の難視聴地区対策と、この地域では視聴困難となっているテレビ北海道、さらには民放FM2社、名寄のAIRてっしの視聴・聴取はできないかとした。
 さらに自転車を積むことのできる路線バスの研究についてもただした。

 テレビ北海道、民放FM、AIRてっしについて牧野市長は、市内で視聴・聴取するには中継局の整備が必要となるが、市がそれを行うとすれば財政状況から困難であるとの見通しを示した。

 地上デジタル放送の難視聴地区対策について鈴木総務部長は、市の施設による電波障害は市立病院、総合体育館、文化センターなど6施設で、その対象世帯は364世帯になるとした。
 これまでの調査でこのうち124世帯が難視聴となり、12月までに共聴アンテナの設置を進めていくとした。
 またアンテナ交換で視聴が可能となる世帯は240世帯で、この世帯に対してはアンテナの支給を行うことにしており、現在までに72%、172世帯が申請しているとした。

 路線バスに自転車を積むことに関しては城守正廣副市長が答弁に立ち、士別軌道に問い合わせたことによると、現在のところそうした要望はなく、対応も難しいとの回答だったとした。
 これに関しては今後の課題として、公共交通活性化協議会のなかでも情報交換していきたいと答えていた。