【多寄スポーツクラブが10周年】
 2010年6月22日付

 士別市の多寄スポーツクラブ(佐々木文男会長)設立10周年記念式典が19日、多寄研修センターで行われた。多寄スポーツクラブは地域スポーツクラブとして全国的にも先駆けとなった組織。式典では来賓や地域の人たちが集まり設立から10年の節目を祝っていた。また記念事業として前全日本女子バレーボールチームの監督をつとめた柳本晶一さんを招き講演会も行った。

 多寄スポーツクラブは97年8月に日本体育協会の総合型地域スポーツクラブ育成モデル地区事業指定を受けて、地域スポーツクラブ設立を目指すため多寄地区総合型スポーツクラブ育成協議会を設立。

 「まず、自分たちでやること」「難しいことことはせず、普段着の活動」を目標として、00年4月に多寄スポーツクラブが設立した。

 地域に根ざした活動を中心として町民パークゴルフ大会や町民健康教室、筋肉番付などさまざまな事業を展開。

 約300人の町民が会員となって、スポーツを通した健康づくり、交流事業を積極的に展開してきている。

 現在は全国で2900を超える地域スポーツクラブが誕生しているが、多寄スポーツクラブはその先駆けとなった組織。
 10周年記念式典には多寄町民をはじめ来賓として牧野勇司市長、日本体育協会の川島雄二事務局長らが出席。

 佐々木会長が「10周年を迎えることができたのは、わたしたちにとって大きな喜び。これまで幅広い組織・情報活動を行いながら、大きな成果をあげてきた。10年の歳月のなかで多くの支援のを得てきたことに、感謝の気持ちを忘れることなく、これからも努力していてたい」とあいさつ。
 続いて来賓として牧野市長、川島日体協事務局長、今井忠則士別市総合型スポーツクラブ運営委員会顧問がそれぞれあいさつしていた。

 式典のなかでは多寄スポーツクラブの運営に尽力してきた山崎勇前会長と北海道教育大学の古川善夫教授に感謝状が贈られていた。
 式典後には記念講演会が行われ、前全日本女子バレーボールチーム監督の柳本さんが「人生、勝ち・負け」と題して、講演した。

 柳本さんは全日本だんしバレーボールチームの一員としてモントリオールオリンピックに出場。

 03年2月から全日本女子代表監督に就任し、04年のアテネオリンピック、08年の北京オリンピックに出場している。

 講演では、監督就任前には選手たちがしっかりとして目的意識を持っていなかったことから「世界のトップを狙う」という目標を定め、選手たちを鼓舞してきたことなどを話していた。

 また「挫折は、気持ちの持ち方で大きな経験に変わる」と目的意識を持つことの大切さを訴えていた。