【農作物生育状況:好天で全般的に回復】
 2010年7月8日付

 上川農業改良普及センター士別支所は、1日現在の農作物生育状況をまとめた。それによると農作物全般にわたり生育は回復しており、春先の降雪遅れと低温による生育の遅れはかなり挽回してきている。その一方で、気温の高い状態が続いていることもあって、今後は病害虫の発生が懸念されており、士別支所でも適期の防除などを呼びかけていくことにしている。

 上川農業改良普及センター士別支所がまとめた1日現在における作物別の農作物生育状況によると、水稲は6月以降の高温が続いたことで生育は回復している。

 秋まき小麦、バレイショについても高温が続いたことによって生育は早まってきている。
 大豆と小豆については、草丈が長くなっているものの生育は平年並みとなっている。
 菜豆(金時)は好天によって生育がやや早く、タマネギ、トウモロコシ(サイレージ用)は好天によって生育が回復してきている。
 てん菜については生育がやや遅れている状態にある。

 士別地方は春先から低温と日照不足によって農作業、農作物の生育とも平年に比べかなり遅れていた。

 当初の長期予報では、今年の夏は冷夏とされていただけに農業者や関係者はさらに心配を募らせていた。

 ところが、6月に入ってから気温・日照時間とも平年を上回る好天が続き、農作物の生育も順調に回復。
 士別支所の1日現在の農作物生育状況では、全般的な回復が見られ、春先の遅れをかなりの部分で回復してきているようだ。

 農業改良普及センター士別支所によると「好天に恵まれたことによって、春先の遅れはほぼ取り戻してきているよう」とのこと。
 ただ、強風や一部地域における集中豪雨などによって、農作物に負担がかかってきているとも見ている。

 さらに高温が続いていることで、病害虫の発生が今後に心配されているという。

 「好天によって一気に回復したことで、すべてが早まってきている。そのため今後は病害虫発生が懸念されており、適期の防除をしっかりと呼びかけていきたい」と農業改良普及センター士別支所では話している。