【つくも水郷公園の水質「ほぼきれい」】
 2010年7月10日付

 士別市はこのほど、つくも水郷公園の水質と池底のヘドロについて調査を実施した。一部の市民から「水郷公園の池から悪臭がする」との声が出ていたことで、今回調査を行ったもの。調査結果によると、ほとんどの数値で環境省が定める水質汚濁にかかる環境基準のほぼ「きれい」とされるA類型の基準値を下回っており、市でも「水質については問題ない」としてる。ただ今年については秋ごろまで、継続した調査を行っていく考えを持っている。

 水郷公園の水質検査については、市民から「公園の池で悪臭がする」との問い合わせがあったことから、市が6月29日に検査を実施した。

 検査は旧水郷プール付近と、ボート乗り場近くにある出島付近、そして北端付近の3カ所から池の水を採取。
 採取した池の水を分析し、水素イオン濃度(pH)と生物化学的酸素要求量(BOD)、浮遊物質量(SS)、溶存酸素量(DO)、大腸菌群数について調べた。
 また3地点における池底に堆積しているヘドロについても調べている。
 調査結果では、BOD以外については環境省が定める水質汚濁に係る環境基準の、ほぼきれいな河川とされるA類型の基準値内となっていることが分かった。

 ヘドロについてもスイレンが大量にある旧水郷プール付近で約3aほどの堆積が確認されたが、他の地点についてはその堆積がほとんどなかった。
 市水道建設部施設維持センターでは「悪臭の原因となる水質の汚濁はないものと思われる」としている。
 ただ今年については、秋ごろまでに月1回程度の調査を継続していきたいとしている。

 つくも水郷公園については、89年に池内の水をすべて抜きヘドロ除去と水質浄化を行っている。
 さらに池内の水はポンプによる循環装置で、一定時間循環させており、その時には砂利を使った礫間浄化を行いごみなどを取り除き水質の浄化につとめている。

 「今回の調査で言って基準を満たす水質が維持されていることが分かった。水郷公園は市民憩いの場ともなっているので、池の浄化をはじめごみ投棄の防止など公園の環境美化についても呼びかけていきたい」と市では話している。