【翔雲高校:来年度は現状の3学級】
 2010年7月15日付

 道教委主催の公立高等学校配置計画地域別検討協議会が13日、名寄市民文化センターで行われた。協議会では来年度の士別翔雲について道教委が、普通科の学級数を3学級として学級増は行わない考えを示した。ただ2014年度については中学卒業生が増えることもあり、欠員状況なども踏まえながら検討すると、1学級増に含みを持った考えを示した。この日夜には市教委主催の市民説明会も行われ、公立校適正配置計画について市民からさまざまな意見がでていた。

 道教委は6月に、来年度からの公立高等学校配置計画案を作成。
 それをもとに各地域の意見を聞き、9月ごろまでに計画を策定することにしている。

 名寄市で行われた上川北学区の地域別検討協議会には和寒町から中川町までの教育長、公立中学校長、PTA関係者らが出席した。
 募集定員を大きく下回り本年度から1学級が削減され3学級となった士別翔雲高校の普通科について道教委は、2011年度は学級増は行わず3学級とする考えを説明。

 ただ、士別市内での中学卒業者数が増える12年度については、欠員状況などを踏まえながら検討していくと、1学級増の可能性を示唆していた。

 道教委の説明に対して安川登志男士別市教育長は「5月に市教委と士別市PTA連合会で4学級維持を求める要請を行った。翔雲高校の学級減は地域に与える影響が大きい」と発言していた。
 この日夜に市民文化センターで行われた市民説明会には、PTAや中学校関係者ら約30人が出席。

 道教委からは新しい学校づくり推進室の中田貢参事、同推進室の青野努主査らが出席し、検討協議会と同様の説明を行った。

 これに対してPTA関係者からは「地域で暮らす者と道教委とのあいだには、学校に対する思いという点で大きな隔たりがあり、机上の計算という印象をぬぐいきれない」「生徒たちはそれぞれの思いと目的を持って普通科や総合ビジネス科を選択する。数ではなく、子どもたちの思いを大切にしてもらいたい。地域が活性化される配置計画であってほしい」など、4学級維持を求める意見が相次いだ。

 安川教育長は「各地域の財政力によって、均等に教育の機会が与えられていない。来年度の4学級維持が無理であれば、12年度の学級増に向けて運動を行っていきたい」と話していた。