【豪雨で床上浸水など、住民一時避難も】
 2010年7月31日付

 29日に士別地方を襲った豪雨により、各地に床上浸水などの被害が出ている。士別市の温根別地区に避難指示、西栄地区に避難勧告が出され、住民が避難所で不安な夜を明かした。市は30日に農地や道路の被害状況を確認し、今後の対応を協議していくことにしている。

 士別市では29日の24時間で111ミリの降水量を記録した。 
 午後1時ごろから雨が強く降り始め、各地の河川が増水。
 市は午後2時50分に災害対策本部を設置し、職員が各地の被害状況の確認にあたった。

 午後4時26分に温根別北線地区の5世帯10人に避難指示を発令。自主避難を含め8世帯16人が生活改善センターで一夜を明かした。
 市は30日午前1時に職員を招集。市職員、消防、消防団員ら計180人が現地確認や情報収集、さらには土嚢積みなどにあたった。
 午前1時5分には市街地西栄地区の71戸に避難勧告を発令。
 職員らが対象世帯を訪れて避難を呼びかけ、22戸39人が市が用意したバスでつくも青少年の家に避難した。

 温根別北線地区の避難指示、西栄地区の避難勧告とも30日午前7時30分に解除されている。
 今回の豪雨による士別市内の被害は午前9時現在、床上浸水3戸(温根別1戸、西栄2戸)。床下浸水は3戸(温根別1戸、武徳1戸、西栄1戸)。けが人などの被害は出ていない。

 30日早朝には牧野勇司市長が避難所を訪れ、「何か不安なことがあればすぐに連絡を。できる限りの対応をさせていただきます」と住民を元気づけていた。
 29日には市内の国道40号線の一部区間で約2時間にわたって通行止めとなったほか、温根別北線地区の道道は現在も通行止めが続いている。
 市は30日午前中に農地や道路、公共施設を視察して被害状況を確認することにしている。

 また剣淵町でも西原地区と藤本地区を流れる犬牛別川が増水し、午後9時ごろには剣淵町に洪水警報が出され、剣淵町は対策本部を立ち上げた。

 難波田橋の水位観測所では一時、非難判断水位を越えたため、町では河川近くの7戸に注意勧告を行うなどの対策を行った。