【市民アートシアター:リーディングで樋口一葉の世界】
 2010年8月10日付

 市内の演劇愛好者らでつくる市民アートシアター(森川理加子代表)は7日に道北日報社ロビーで、初めてのリーディング公演「頭痛肩こり樋口一葉」(作・井上ひさし)を開催した。市民アートシアターでは今後も演劇に親しめる機会を増やしていきたいとしている。


 リーディング公演は、戯曲の読み合わせを観客に公開するというスタイルで始まったもので、上演が難しい脚本にもチャレンジできることから公演も増えている。

 市民アートシアターでは実際の芝居としての上演を模索しながら、気軽に演劇を楽しめる第一歩として今回初めて開催した。

 上演作品の「頭痛肩こり樋口一葉」は、今年4月に亡くなった劇作家井上ひさしさんが、1983年に立ち上げた劇団こまつ座の旗揚げ公演のために書き下ろしたもの。

 24歳の若さで亡くなった樋口一葉のエピソードをつづったもので、道北日報社ロビーを会場に浴衣姿の女性6人の役者が朗読を行った。
 公演には30人ほどの市民らが訪れ、盆提灯などが飾られたロビーで、物語の世界を楽しんでいた。

 市民アートシアターは、今後も演劇公演やリーディング公演などを開催し、市民により演劇に親しめる機会をつくっていきたいとしている。

 11日午後7時から中士別町教行寺で「楠美津香ひとりシェイクスピア 超訳夏の夜の夢」(入場料1800円)を開催。

 18日午後7時から士別市西教寺で、名寄市のアマチュア演劇集団「SWANK企画」による朗読劇「椿姫〜或る劇場清掃員の日誌」(入場料500円)の上演も行われる。