【雪みち計画策定し冬期の歩行空間確保】
 2010年8月14日付

 士別市は2010年度から10カ年の、士別市における「雪みち計画」を策定した。計画は建設水道部長を会長とする雪みち計画協議会を設け、そこで基本方針を定め策定したもの。計画では冬期間の歩行者空間確保を中心として歩道除雪の具体的な目標値を定めているほか、住民協力のあり方などについても盛り込んでいる。

 積雪地帯である士別市にとって、冬期間の除排雪作業は市民生活に欠かすことができないもの。

 合併前の旧士別市では88年に雪みち計画を策定していたが、新市となってからは今回策定した計画が最初の計画になる。
 雪みち計画は、積雪地帯における安全性と快適性を確保するために策定。
 策定にあたっては市と各道路の管理者、関係機関、市民らの代表で構成する雪みち計画協議会を立ち上げ、その協議会が中心となって策定作業を進めてきた。

 計画は第1章の市政概要から計画の基本方針、整備計画、住民協力の4章で構成している。

 計画での対象路線は基本的に市内すべての道路を対象としているが、重点的かつ効率的な除排雪といった観点から、登記歩行者の実態を踏まえ人口が集中する地域を主体としている。
 計画の期間は10年度から19年度までの10カ年。

 11年度までを短期計画として位置づけ、歩行者のネットワークをもとに重要度・優先度、さらには緊急度を考慮。第1段階の短期計画の整備率について具体的な事業目標を明きからにしている。
 また第2段階となる19年度までの長期計画では、第1段階から外れた対象路線について、計画内での整備完了を目指すことにしている。

 士別市の市道における歩道延長は現在46・54キロ。そのうち除雪延長は40・38キロで、歩道延長全体における整備率は86・8%となっている。
 来年度までの短期計画では、現行より2・02キロ増やした42・4キロ、91・1%の整備率を目指し、計画完了となる長期計画内に100%の整備率とする計画。

 また歩道除雪サービス水準をA(早期除雪)からDまでの4ランクに分け、除雪サービス水準については全区間をAランクを目指すことにしている。

 除雪機械の整備計画については、市が保有する多くの機械が老朽化していることで、今後の歩道整備に伴う除雪延長の増加に対応するため、年次的更新を図りながらその増強につとめていくことを盛り込んでいる。
 歩道の除排雪に関しては住民協力が不可欠となることから、各戸の地先歩道の除雪や除雪時の障害物除去など、市民協力のあり方も求めていくことにしている。

 雪みち計画について市のホームページにも掲載しており、市水道建設部では「歩道の除排雪については市民の協力も必要であることから、計画に対する理解をいただきたい」と話している。