【小中学校適正配置:耐震改修と統廃合を検討】
 2010年8月29日付

 市内小中学校の適正な配置について検討する士別市小中学校適正配置計画検討委員会の初会合が26日、市民文化センターで行われた。士別市教育委員会は、市内小中学校の耐震改修にあわせて、統廃合を含めた小中学校の適正配置計画を本年度内に策定することにしている。そのため検討委員会では10月下旬をめどに「適正配置にかかる基本的な考え方」をまとめ、教育長に提言することになっている。

 士別市内には現在11校の小学校と6校の中学校がある。

 このうち4小学校と3中学校については耐震改修を必要としない新耐震校舎となっている。

 逆に7小学校と3中学校については旧耐震校舎のまま。

 旧耐震校舎10校のうち、7校ですでに耐震診断を実施。いずれも危険校舎の認定を受けているが、耐震改修工事が行われるのは本年度の士別南中学校だけとなっている。

 市教委としては「危険校舎の状態にしたまま子どもたちを通わせるには、保護者らの理解が得られない」として、今後も計画的に危険校舎の耐震改修を行っていきたい考え。

 ところが、市全体の児童・生徒数が減少傾向にあり、その数はピークだった1985年の比べると本年度は42%減少で、今後もさらに減少が続く見通しにある。

 そこで市教委は、市内小中学校の校舎・体育館の耐震改修にあわせて、学校の統廃合についてもしっかりとした方向性を出していきたいと、小中学校適正配置計画検討委員会を設置し、そこで適正配置に関する基本的な考え方を検討してもらうことになった。

 中学校適正配置に関する市教委の考え方は、今後20年先の見通しのなかで再編成の効果が期待できる学校規模であること、免許外教科指導とならないための教員確保ができる学校規模、妥当性のある学区設定、小学校区と中学校区の整合性確保など柱として、地域の実情に沿った適正配置にしたいとしている。

 今後は、市街地の中央北学区と南学区をはじめ温根別、上士別、朝日、多寄の各学区単位で「小中学校のあり方懇話会」を開催。
 保護者や地域住民から学校のあり方について意見や要望を聞き、それを整理して検討委員会で今後の学校のあり方について協議・検討することになっている。
 検討委員会としては10月末をめどに「適正配置にかかる基本的な考え方」をまとめ、教育長に提言する予定。