【小中学校の適正配置で懇話会始まる】
 2010年9月9日付

 小中学校の今後のあり方について市民の意見を聞く、士別市小中学校のあり方懇話会が7日から始まった。この日は温根別地区で懇話会を開催。出席した市民からは「学校に対する地域と保護者の思いは異なる」「小学生の保護者と中学生の保護者、そして地域と個別に意見を聞くべき」などの意見が相次いでいた。士別市小中学校適正配置計画検討委員会(吉野繁信委員長)は今後、各地で懇話会を開催し地域の意見や要望を聞くことにしている。

 士別市内の児童生徒数は、過疎化と少子化の影響によって1985年以降減少の一途をたどっている。

 加えて、市内17校の小中学校のうち9校は校舎・体育館の耐震改修が必要とされている。
 そこで士別市教育委員会は、耐震改修と学校の統廃合を視野に入れた将来の学校像を示す小中学校適正配置計画の策定を計画。

 市民各層の代表者を委員とした検討委員会を設置し、そこでの提言を受けて年度内に適正配置計画を策定したいとしている。

 検討委員会では提言をまとめるにあたり、保護者や地域などより多くの市民から今後の学校のあり方に対する意見や要望を聞く機会として、市内6地区で懇話会を開催することにしており、その1回目を7日に温根別出張所で行った。
 懇話会には児童生徒の保護者や地域の人たちなど20人ほどが出席した。

 吉野委員長は冒頭「学校の適正配置は子どもたちの利益を確保することを視点に考えていかなければならない。本音を聞かせていただきたい」とあいさつしていた。

 このあと市教委から児童生徒数の今後の推移や耐震化の状況などについて説明し、出席者から意見を聞いていた。

 懇話会に出席した市民からは「地域の思いと、実際に小学校や中学校に子どもたちを通わせているそれぞれの保護者との思いは必ずしも一致しない。こうした全体的な形では意見を出しづらい。個別の機会を設けるべき」や「今回で出た意見のフィードバックはどのように行うのか」「さまざまな意見が出ると思うが、子どもたちや保護者の意見を優先してもらいたい」などの意見が相次いでいた。

 懇話会の最後に吉野委員長は「検討委員会としては、提言としてみなさんの意見を集約するが、ていねいに事を進めていきたい。子どもたちの行く末に配慮していきたい」と話していた。
 また市教委の石川誠教育部長は「各地区での懇話会を実施し、そこでの意見をまとめ保護者からの意見の聞き方などについて検討していく」と話している。
 この懇話会は今後5地区で行うことにしており、それぞれの日程は次の通りとなっている。

 ▼朝日学区=22日午後7時(あさひサンライズホール)▼中央北学区=28日午後7時(士別中学校)▼上士別学区=29日午後7時(上士別構造改善センター)▼中央南学区=30日午後7時(士別南中学校)▼多寄学区=10月4日午後7時(多寄研修センター)