【市の職員採用試験:一般職は18.7倍の狭き門】
 2010年9月10日付

 士別市は来年度採用予定の職員採用試験を26日に実施する。すでに申し込みを締め切っているが、一般事務職・専門職合わせて14人の採用予定に対して222人もの申し込みがあった。一般事務職については11人の採用予定に206人が応募。その倍率は18・7倍と、かなりの「狭き門」となっている。今回の申込者数は、新市となって行う採用試験として過去最高で、市総務課では「旧士別市の時代からも200人を超す申し込みは、近年にないのでは」と話している。

 士別市は来年度、一般事務職で11人、保育士職2人、管理栄養士職1人の合計で14人の職員を採用する予定。

 06年度から職員適正化計画に沿って職員の数の削減を行ってきているが、団塊の世代が大量に定年退職を迎える時期となったことから、退職者の補充を基本としながらここ数年は10人を超す新規職員を採用してきている。

 来年度についても一般事務職と専門職を合わせて14人の採用を予定し、受験希望者の申し込みを受け付けてきた。
 採用試験の申し込みは先月27日で締め切りとなり、申し込み状況がまとまっている。
 それによると一般事務職と専門職を合わせた申込者数は222人。

 そのうち一般事務職員については206人が申し込んでおり、採用予定者に対する倍率は18・7倍となる。
 その内訳は高校生が男子12人、女子3人の15人、短大・専門学校生が男女5人ずつの10人、大学生が男子131人、女子24人で155人、年齢が35歳までの社会人枠が男子23人、女子3人の26人となっており、大学生の申し込みが7割以上を占めている。
 保育士職については14人の申し込みで、管理栄養士職は2人の申し込みとなっている。
 新市となっての職員採用試験は、06年度から実施してきている。

 06年度については一般事務職8人の採用予定に対して63人が申し込み、07年度は18人の採用予定に57人が応募。
 08年度は10人の採用予定に対して42人が応募し、昨年度は当初12人の採用予定に対して35人が応募したが、その後社会人枠として2人の採用予定に60人が応募していた。

 過去の状況からも、本年度のように一般事務職に200人を超す応募があったのは例がなく、本年度は新市となって最高の申込者数になる。
 市総務課では「旧士別市でも職員採用試験に200人を超す申し込みがあったのは、近年ではない」と話している。

 26日には1次試験を行うが、あまりにも申し込みが多かったため市では急きょ試験会場を勤労者センターから士別翔雲高校に変更して対応することにしている。

 景気の低迷による民間企業等の雇用環境が改善されていないことが要因として考えられるが、市では「このことをそのまま、公務員人気としてとらえるのは難しいのでは」としている。