【1人暮らしは992世帯】
 2010年9月26日付

 士別市は6月から8月にかけて、市内でのひとり暮らし高齢者実態調査を実施してきた。今回は1311世帯について調査を実施し。その結果、市内でのひとり暮らし高齢者世帯は市内全世帯の約1割にあたる992世帯であることを確認した。市では調査結果の集計・分析を急ぎ、関係機関との検討会を立ち上げひとり暮らし高齢者を支えるためのシステム作りを進めていくことにしている。

 この調査は、孤立死防止や高齢者の生活を支えるシステムを構築するため、市が本年度から実施する高齢者地域支え合い事業の一環として実施した。

 調査は6月1日から8月末までに実施。市の地域担当職員が各自治会や民生委員の協力を得て、調査にあたった。

 2月1日現在における住民基本台帳からの調査予定数は1233世帯だったが、調査開始直前の5月31日現在における住民基本台帳では1311世帯がひとり暮らし高齢者と思われ調査を開始した。

 調査を進めた段階で転出や家族同居、入院、施設入所なで319件が非該当者であることが分かり、実際には市内でのひとり暮らし高齢者世帯は992世帯であることを確認。この数は市内全体の約1割にあたる。

 今回は調査担当者がそれぞれの世帯を訪問して病気の有無やおもな外出先、近所づきあい、親族の訪問回数、緊急時の連絡先、日常生活での困りごとなどについて聞き取り調査した。
 市では早急に調査結果について集計と分析を進めることにしている。

 また市と民生委員、自治会役員、社会福祉協議会で検討会を立ち上げ、集計・分析結果をもとにどこに、どんな困りごとを持った高齢者が暮らしているのかを明らかにしながら、支援体制や支援の方法などについて検討することにしている。

 またひとり暮らし高齢者の生活を支援するためのサポート養成についても年度内に実施したいとしている。
 高齢者の支援体制としては現在、福祉パトロールや自治会独自の取り組みなどがある。

 検討会では今後先進地視察・研修などを行いながら、現在の取り組みも含めてひとり暮らし高齢者の実態に即した支援体制を築いていきたいとしている。

 「集計・分析の最中だが、今回の調査でなかなか見えないものが明らかになってきた。既存の取り組みもしっかりと検証しながら、地域で高齢者を支える仕組みを作っていきたい」と市保健福祉部介護保険課では話している。