【武徳地区:デマンドバスを実証運行】
 2010年9月30日付

 士別市地域公共交通活性化協議会が、28日に市民文化センターで行われた。協議会では11月から武徳地区でデマンドバスを、朝日市街地区でのデマンド型乗合タクシーと循環型乗合タクシーの実証運行を行うことなどを決めた。また同じ11月から、士別市総合福祉センター行きの乗合タクシー運行についても実証実験することにしている。

 この日の協議会では最初に、市内循環路線の最終便時間延長、小学生を対象にしたバスウィークの実施などについて報告。
 武徳地域デマンド実証運行、朝日市街地区での新たな交通システム実証運行、総合福祉センター行き乗合タクシーの実証運行が協議事項となった。
 武徳地域でのデマンド実証運行は、土曜・日曜・祝日を除く11月1日から来年3月31日までで実施する。

 現在武徳地区で運行する路線バスは、武徳小学校前の44線道路を東西に運行しているため、その利用者は狭いエリアの人たちのみに限られている。
 そこで地域内を広範囲にカバーすることのできるデマンドシステムの実証運行することになった。
 11月から武徳地区で運行するデマンドバスは、士別発が午前7時と午後5時40分の2便。

 すべて予約制となるが、従来路線を基本としながら地区内ほぼ全域を網羅する追加路線を設け、運行範囲を大幅に拡大する。
 また中学校等への通学時にも配慮して始発時間を早めている。

 朝日町市街地区での新たな交通システム実証実験は、11月1日から12月30日までデマンド型乗合タクシー(事前予約制)を、来年1月1日から2月28日まで循環型乗合バス(予約不要)を運行する。
 デマンド型乗合タクシーは1日1往復の運行で、朝日クリニックや朝日総合支所、郵便局、北星信金朝日支店などの公共施設等8カ所を設定し、利用者宅から設定した公共施設等への送迎を行う。

 運行時間は往路が午前9時から午後9時30分にかけて、復路が午前10時30分から午前11時にかけてとなっている。
 乗合タクシーの運行は上川北部ハイヤー協会士別支部に委託。
 当日午前8時までに事前予約することになっており、料金は一律300円になる。

 循環型乗合バスについては、午前8時50分出発の始発便と、午前11時の最終便との2便を運行。始発はいずれもあさひクリニックとなっている。
この乗合バスは士別軌道に委託。市街地を循環することになっており、料金は一律200円。路線上はフリー乗降になる。

 高齢化率の高いあさひ地区では、特に市街地における高齢者の交通手段確保が課題となっていた。

 今回の実証実験で、その利用状況などを調査しながら、今後の交通システムについて協議していきたいとしている。
 総合福祉センターを利用する高齢者の交通手段確保として、11月1日から来年3月31日まで、乗合タクシーの実証運行も行う。
 この乗合タクシーも予約制で、毎週火曜日と金曜日に運行することになっている。

 士別市地域公共交通活性化協議会では武徳地区や朝日町市街地区、さらには総合福祉センターなどで運行する交通システムについて実証運行期間中のデータを分析し、地域の実情に即した公共交通のあり方について検討することにしている。