【学校適正配置検討委:拙速避け慎重に対応を】
 2010年10月7日付

 士別市小中学校適正配置計画検討委員会(吉野繁信委員長)が市内6地区で開催してきた小中学校のあり方懇話会が4日で終了した。吉野委員長は各地で行った懇話会について「地域のさまざまな意見を聞かせてもらうことができた。今後は検討委員会のなかで、それぞれの委員の意見を聞きながら協議していきたい」と話している。

 懇話会は、士別市教育委員会が本年度中に策定する士別市小中学校適正配置計画について、市民各層の代表者で構成する検討委員会が提言することにあたり、より多くの市民の声を聞くために行ったもの。

 9月7日の温根別地区から4日の多寄地区まで市内6地域で懇話会を開催。自治会役員やPTA、地域住民らが出席し、6地区での出席者数は176人となった。

 6地区で開催してきた懇話会の印象について吉野委員長は「多くの人たちの意見を聞かせてもらうことができた。地域の歴史を背負っている学校に関することなので、拙速な判断をすることなく、ていねいの上にていねいを重ねた対応が必要だと感じた」という。

 さらに地域、保護者、就学前児童を持つ保護者とそれぞれの立場によって、学校に対する思いが異なっていることも分かったとのこと。
 そのことについて吉野委員長は「すべての人たちの本音を吸いあげたかといえば、まだ不十分だろう。地域によってさらに声を聞く機会が必要では」と感じている。
 市教委でも今後、アンケートや対象を絞った懇談会など「何らかの形で、さらに地域の意見を聴取する手段を考えていきたい」としている。
 学校の適正配置について地域の意見を聞く機会は今回が初めて。

 「さまざまな意見はあるが、地域に現実の課題を示すことによって、それを地域の課題としてとらえ自ら話し合おうとする促しができたのでは」と吉野委員長は話している。

 計画策定に向けた今後のスケジュールは、検討委員会で集約した意見を教育長に対して提言し、それをもとに市教委が年度内に小中学校適正配置計画を策定する見込み。

 市教委としては短期、中期、長期に分けて計画を構成する考えだが、素案ができた段階では改めて市民の意見を聞きながら、計画の策定を進めていきたいとしている。

 吉野委員長は「市民の思いを受け止めながら、各委員でしっかりと協議していきたい」と話している。