【ゴールバーン市との交流継続を確認】
 2010年10月14日付

 公式訪問団として豪州ゴールバーン・マルワリー市を訪れていた士別市の牧野勇司市長らが12日、市役所で帰朝報告した。公式には10年ぶりの訪問となり、その間にゴ市の市長や議会議員の多くが交代したこともあって「ゴ市にとっては士別市との交流について理解が薄れてきたような印象があり、この機会に今後の交流継続を確認できたことの意義は大きい」と、牧野市長は今回の成果について語っていた。

 士別市とゴ市は99年7月3日に姉妹都市提携を結び、昨年にその10周年を迎えた。

 士別市はそれを記念して牧野市長をはじめ山井忠彰市議会議長、小池浩美市議会議員、鈴木勉士別商工会議所副会頭、伊藤武志士別国際交流協会会長、泉谷勇同事務局長、高橋稔士別サフォーク研究会会員委員会委員長ら9人が公式訪問団としてゴ市を訪れていた。
 4日に士別をたち5日から7日までゴ市に滞在し9日に帰国している。

 今回の訪問ではゴ市のジェフ・ケトル市長をはじめ市会議員や市関係者らと公式会談などを行ってきた。

 帰朝報告には公式訪問団の全員が顔をそろえ、牧野市長が公式訪問の目的や日程、まちの印象などについて説明した。 
ゴ市は04年にマルワリー市と合併しゴールバーン・マルワリー市となったこと、さらには市長や議会議員が交代していることで士別市との交流の経緯や趣旨についての理解が薄らいでいるなど、ゴ市の環境がこの10年で大きく変わってきている。

 牧野市長はそのことについて「10年間、公式訪問がなかったことで士別との関係が希薄になりかけていたようだ。その意味でも今回の訪問で今後の交流継続を確認できたことの意義は大きい」とした。

 公式会談では高校生の短期留学研修の継続、市民交流の活性化、ゴ市からの訪問団来市の要請、日常的な情報交換などをテーマに協議した。
 士別市側から今後の姉妹都市交流について継続・発展を求めたことに対して、ゴ市のケトル市長は「継続していく意思がある」としていた。
 高校生の短期留学研修についてはゴ市側から「来年の派遣に向けて準備を進めていく」とし、これまではマルワリー高校の生徒だけを交流の対象としていたが、ゴ市内の他の2校も含めた対応を検討していきたいとした。

 ゴ市からの訪問団については、来年もしくは再来年に実現できるよう努力していきたいとしていたという。
 国際交流協会の伊藤会長は「公式訪問が途絶えていたこともあって今後の交流に危機感があったが、今回の訪問で交流の灯を再びともすことができた」としている。

 ゴ市側としてはビジネス的な交流への期待感のぞかせていたが、その点について鈴木商工会議所副会頭は「交流を密にすることで距離感を縮めていくことが先決」としていた。

 牧野市長は「人の行き来が必要。人材基金の活用などで、市民交流も促していきたい」と話している。