【男女共同参画条例案:市民の意見聞き議会に提案】
 2010年10月30日付

 士別市人づくり・まちづくり推進協議会(吉野繁信委員長)は、これまで協議を重ねてきた男女共同参画条例案の素案をまとめた。推進協議会がまとめた素案は市のホームページなどに掲載し市民の意見を求め、来年4月からの施行に向けて12月の第4回市議会定例会に提案することにしている。

 士別市は03年度に10年間の男女共同参画推進計画策定。さらに08年度には新市としての人づくり・まちづくり推進計画を策定している。

 市では男女共同参画社会の実現に向け、全市的な理解を得ながら施策を進めていくためその根拠となる条例を定めようと、本年度に入ってから人づくり・まちづくり推進協議会で条例案の素案作りを進めてきていた。
 推進協議会では27日までに4回の会議を開き、条例案について検討を重ねてきた。
 協議の焦点となったのは基本理念や市民・市・事業者・教育関係者らの責務、さらには基本的施策など。

 推進協議会がまとめた素案によると、条例案は第1章の総則から第2章の基本理念、第3章の各責務、第4章の基本的施策、そして第5章のその他で構成している。

 基本理念では「あらゆる形態の暴力が根絶されること」「すべての人の社会における活動の自由な選択を妨げることのないよう配慮されなければならない」などとしている。
 基本的施策では、男女共同参画計画を策定してその推進を図っていくこと盛り込んでいる。

 市では推進協議会がまとめた条例案の素案を近日中に市ホームページに掲載するほか、市役所情報公開コーナーや総合支所・各出張所で市民に閲覧してもらい、素案に対する意見を聴取する。

 その後、12月の市議会定例会に条例制定案を提案し、来年4月の条例施行を目指すことにしている。

 道内の市で男女共同参画条例を制定しているのは、現在までに9市のみ。全国の市での制定率も43%にとどまっている。

 市では条例を制定することで「すべての人たちの人権を尊重し、それぞれの個性と能力を発揮することのできる男女共同参画社会の実現を目指したい」としている。