【エゾシカ確認数:前年度の半数に】
 2010年10月31日付

 士別市と北海道猟友会士別支部はこのほど、市内全域を対象にしたエゾシカのライトセンサスを実施した。今回の調査では士別地区で197頭、朝日地区で193頭、合わせて390頭のエゾシカを確認した。市は本年度エゾシカ駆除に対する助成策を講じてきていることもあって、この調査での確認数は前年度調査のほぼ半数となっている。

 エゾシカの生息数を確認するライトセンサスは、道がそれぞれの市町村と北海道猟友会に委託して行っている。

 士別市での調査は15日に行われ、市の担当者と猟友会のメンバーが参加した。

 ライトセンサスは、ライトを照らしそれに反射するエゾシカの目の数を調べていく方法。
 今回は士別地区と朝日地区に分けて、山林に隣接する農地沿いに移動しながら市内全域にわたり調査した。
 このほどまとまった調査結果によると、確認できたエゾシカの数は士別地区で197頭、朝日地区で193頭、合計で390頭となっている。

 05年度からのこの調査による確認数は05年度が348頭、06年度で410頭、07年度が466頭、08年度で558頭、そして昨年度が741頭で、その数は年々増加。士別地方でもエゾシカの生息数がかなりの勢いで増えてきていることが分かっていた。
 それに伴い、エゾシカによる農作物被害も増加傾向をたどり、農業者にとってその被害は深刻な状態となっていた。

 市では本年度、有害鳥獣対策の一環で猟友会士別支部に委託し、エゾシカ駆除に対して1頭あたり1万円を助成する事業を実施してきた。
 昨年度は駆除期間中に86頭だったエゾシカの駆除数が、本年度は22日までに1000頭を超すエゾシカを駆除してきた。

 そうしたこともあり、今回の調査で確認したエゾシカの数は昨年度よりも351頭が減り、ほぼ半減となった。

 市経済部畜産林務課によると、これまでは20〜30頭の大きな群れも確認していたが、今回はそうした大きな群れはなく5〜6頭の群れにとどまっていたという。

 市が駆除に対して助成を講じ精力的に駆除してことが、個体数を確実に減らしてきたものと思われる。