【上士別国営農地:無人トラクタなどIT農業で講演と実演】
 2010年11月7日付

 士別市主催、北海道開発局と上士別地区国営農地再編整備事業促進期成会が共催する、大区画水田における農作業の「超効率化」に向けたIT農業デモンストレーションと講演会が26日に市内で行われる。特にデモンストレーションは、上士別地区で行われている国営農地再編整備事業の現場で無人トラクタの自走デモを行うことになっており、市では「この機会に上士別地区での国営農地再編整備事業をアピールしていきたい」と話している。

 上士別地区で行われている国営農地再編整備事業は、ほ場の大型化によって生産効率の向上を図りながら、将来予想される労働力不足を補い水田の維持を図っていこうというのが一つの目的となっている。

 上士別地区においてはこの事業を契機として先進的な技術を活用したIT農業への関心が高まっているとし、士別市と北海道開発局、期成会が国営農地再編整備事業の現場で無人トラクターのデモンストレーションと講演会を行うことになった。

 講演会とデモンストレーションは道内の農業関係団体や農業者などを集め、26日午前10時から市民文化センターでロボットトラクタ研究の第一人者である北海道大学大学院教授の野口伸さんらを招き講演を行う。

 午後1時30分からは上士別町23線の国営農地再編整備事業現場の本年度に施行した区画で、無人トラクタの自走デモンストレーションを行うことになっている。

 無人トラクタは、カーナビなどに使われているGPSを活用し、設定した作業経路に沿って自動的に農作業を行うもの。

 大区画水田では作業経路の1辺が長距離化するため人の目による直線維持が難しくなり、作業ムラができてしまうという。
 無人トラクタを活用することで正確な作業が可能となり、労力の軽減にもつながるという。
 大型がかりなデモンストレーションは今回が初めてとなる。

 市では「上士別地区での国営農地再編整備事業をアピールするのに絶好の機会。今後の予算確保を含め、新たな農業のスタイルを模索することができれば」と話している。

 デモンストレーションと講演会に関する問い合わせは士別市経済部国営農地再編推進室(22―0989)で受け付けている。