【町立病院:救急車専用玄関を設置】
 2010年11月11日付

 和寒町は町立病院の大規模改修工事を実施しており、施設南側に新たに設けた救急車玄関の利用が8日から始まった。大規模改修ではこのほか診察室や浴室、トイレなどの改修も実施しており、すべての工期は2月末までとなっている。町立病院では9月から電子カルテの導入も実施しており、今後もハード・ソフト面での医療サービス充実に務めていきたいとしている。

 和寒町の国民健康保険町立和寒病院は、1975年(昭和50年)に建設した鉄筋コンクリート造2階建て。

 町立病院は長年そのあり方が議論されており、第4期総合計画後期計画では08年度の増築改修を検討していたが、医療情勢の変化や療養病床の廃止などから計画を再検討していた。

 町立病院は建築から30年以上が経過し、トイレや浴室で車いすでの利用がしにくいことや、看護師らが介助するためのスペースがないことなどから以前から改修の要望が出されていた。

 大規模改修事業では外壁全体のひび割れ補修のほか、屋上防水工事や窓の改修などを実施している。

 また町立病院ではこれまで救急車専用の玄関がなく、正面玄関から搬送するなどしてきたが、新たに施設南側に専用玄関を設け、8日から利用を開始した。

 新設した救急車専用の玄関により、患者を迅速に診療室まで搬入することができるようになった。

 このほか正面玄関も改修し、病院内に土足で入れるようになったほか、使用されていない分娩室を浴室に改修、トイレも障がい者、車いす利用者などが利用しやすいものに改修している。

 町立病院改修の事業費は約2億5000万円となっており、現在も外壁改修のほか病室や内壁の張り替えなども予定しており、工期は2月末までとなっている。

 町立病院では9月から電子カルテシステムも導入しており、町立病院の辻博幸事務長は「ハード・ソフト面で今後も改善を図り、地域に求められる初期医療・初期救急医療を担っていきたい」と話しており、今後も医療サービスの充実に努めたいとしている。