【士別市農業委員会:農業者らと意見交換】
 2010年11月18日付

 士別市農業委員会(松川英一会長)は16日に士別市役所会議室で、農業者等と農業委員会委員との意見交換会を行った。意見交換会には市内の認定農業者らが参加。農業者所得補償制度やエゾシカなどの鳥獣被害対策などについて農業委員らと意見を交わしていた。

 農業者との意見交換会は、地域における農業に関する課題などについて直接農業者から意見を聞き、それを集約しながら建議や農業委員会の活動に役立てていこうと士別市農業委員会が行っている。

 士別市農委が農業者との意見交換会を行うのは06年以来4年ぶりとなる。
 この日は全農業委員と市内各地区の認定農業者23人、さらに市経済部担当者、北ひびき農協の担当者らが出席。

 最初に松川会長が「みなさんの意見や要望は建議などに反映させていきたい。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)には断固反対し国や道に訴えていきたい」とあいさつしていた。

 意見交換会では市の担当者が農業者所得補償制度、市内における耕作放棄地の状況、士別市の鳥獣被害対策などについて説明。
 耕作放棄地については08年度の調査で利用不可能となった農地を非農地とする措置をとったが、約25fについて離農等で耕作されず所有者も市外に転出している状況にあることなどが説明されていた。

 エゾシカ駆除では、市が本年度実施した駆除に対する助成によって1012頭を駆除したことも説明した。
 農業者所得補償制度TPPに関して出席した農業者からは「TPPのテーブルにつく以前に、しっかりとした国内向け対策を行うべき」や「足腰の強い農業を育てていくような政策が必要。これから伸びていく農業者を支援する政策であってもらいたい」などの意見が出ていた。

 エゾシカ対策については「電気牧柵ではすでに効果がなくなってきた」「日中の出没は減ったが、夜になると畑に入ってくる」「わなに対する助成も考えてほしい」など、駆除対策の強化を望む意見が多くでていた。

 農業委員会では、今回の農業者から出た意見を今後の活動に反映させていきたいとしている。