【サフォークメス頭数:5年前の2.5倍に】
 2010年11月23日付

 士別市はサフォークをシンボルとしたまちづくりを進めている。関係機関で作るサフォークランド士別プロジェクトではサフォークの増頭計画を推し進めており、現在の繁殖用メスは479頭と5年前の2・5倍に達している。増頭計画では2014年度までに1000頭を目標としており、その達成に向けて今後は新規飼養者の参入促進などが課題となっている。

 士別市で本格的にサフォークの飼育が始まったのは1967年にオーストラリアから100頭のサフォークを輸入し、市営めん羊牧場での飼育を開始してから。その2年後にも100頭を輸入し繁殖体制を整備した。

 一時は飼養頭数の減少もあったが、全国的なジンギスカンブームを背景に羊肉への需要が高まり、総合的なサフォーク振興を図るため05年に市内の関係機関でサフォークランド士別プロジェクトを設立した。

 プロジェクトでは士別産サフォークのブランド化を図るため各地で試食会を行うなど、さまざまな取り組みを実施。
 さらに供給体制を整備するため、繁殖用メスの飼養頭数を14年度でまでに1000頭とする増頭計画をたてている。
 プロジェクトでは新規飼養者の参入促進や人工授精による季節外繁殖などの事業を精力的に実施。

 プロジェクトが設立した05年4月段階で185頭だった繁殖用メスの飼養頭数が翌年には211頭、08年には371頭、昨年4月では447頭にまで増え、今年4月ではその数も479頭となり、増頭への本格的な取り組みをはじめた05年に比べ2・5倍の数に増やしてきている。

 それに伴いサフォークの出産頭数も年間で500頭前後にまで増えてきており、供給体制も徐々に整ってきている。
 ただ増頭計画によると本年度末の繁殖用メスの数は553頭、来年度末が660頭としていることからすると、今後はいかに繁殖用メスを増やしていくかが課題となっている。

 また現在の市内でのサフォーク生産者は6戸にとどまっており、新規の飼養者を増やしていくことも今後の増頭には必要不可欠といえそうだ。

 士別産サフォークは高級食材としてそのブランド力を高め需要も高まってきていることから、地元での生産体制の拡大が今後のサフォーク振興に大きな影響を与えていきそうだ。