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 言い伝え
         ―シイタケの栽培について

 最近になってシイタケがワラワラと生えてきた。
 もう古くなったし、シイタケが生えることもないだろうと捨てるつもりだった原木から。
 時期も時期なのにこりゃいったいどうしたことだい?!
 そう思ってたら先日、とあるクイズ番組で「シイタケの収穫量を何倍も増やす画期的な方法が出来て実用化されているが、その方法とはなにか?」という問題が出た。
 答えは4択であったが、それぞれ胡散臭い選択肢で私もどれだろう……と悩んでいたところ、父が言った。
 「これは間違いなくCの“雷をあてて栽培する”だな!」
 ハァ? なんでやねん。
 「いや、昔か、雷が鳴った後にはシイタケがいっぱい生えると言い伝えがあるんだ」
 なんだ、間違いなくなんて言うから根拠があるのかと思ったら「言い伝え」かよ!!(笑)あほらしい……。
 しかし、回答者による質問タイムになると私の考えも変わった!。
 カミナリの根拠としては、カミナリの振動により菌の分裂・増殖が起こるというのが理由だと言う。
 そういえば、シイタケの生え具合が悪いときは原木を金槌で叩けば本当に生えるのである。
 おお、これはもしや……ひょっとして?!と見ていると、やはり雷を利用した栽培法が正解だったのだ!
 「ほらな?」と誇らしげな父を見ながら、私は「言い伝え」ってやつも侮れないなぁ……と見直した次第である。
 他にもこういうことは結構あるが、科学的根拠はわからずとも昔の人間の知恵ってスゴイなぁと改めて感心する私なのであった……。