・2001年  ・2002年

 01 幽霊の……
 02 効果に疑問
 03 う〜ん、忙しい
 04 世間は休日……
 05 とまどいの朝
 06 時には「マニュ……」
 07 牛と馬と人間と……
 08 農業日誌から
 09 番外編か?
 10 だって好き……
 11-馬小屋は……
 12-蜂の巣が〜!!(驚)
 13-ジャガイモ娘
 14-カボチャ娘
 15-初出産とお引越し

     

番外編か?(笑)今回はなまけんぼうのバリバリ日記だ!

 今年のなまけんぼうは働き者だ。なんせほとんど雨が降らない天気で毎日休む暇もなく働いているし、なにより今年はこの忙しい時期にな、なんと! 市民ミュージカル『羊の丘のクリスマス』に参加しちゃっているのだ! しかも裏方兼出演者としてである!!
 思えば「1年で1番忙しい時期だから……」と参加を辞退していたはずが、安川さんの「衣装のデザイン画を描いてくれるだけでもいいから」と言う言葉についOKしたのがまずかった。いつのまにやらしっかり裏方兼出演者になっていたのである。
 ちょっとちょっと、話が違うじゃん!!(汗)もう気分は悪徳業者にひっかかった世間知らずな消費者である。
 しかし衣装部の縫製スタッフは私も含めてたった6人。それで約50名の衣装を作るのである。この状況で「私は忙しいから……」とは断れない。
 もうこうなったらやるしかない、ってわけで、走り出したのだが……やっぱり、無謀だったなぁと(笑)
 だって仕事と稽古とデザインと縫い物三昧なこの一ヶ月、実は私、毎日3時間しか寝ていなかったのである!! いやぁ、ハードだった! まるで全盛期のピンクレディみたいだ。
 おかげで2キロも痩せることができた私だが、でもこの状況で2キロしか落ちないってのも、なんというか……体調もまったく崩してないあたり、自分でも驚くほどの体力である。そりゃあまりの眠さに縫い物をしながらつい居眠りをしてしまったが……。
 しかし私はこれで勉強になった。それは刃物でスパッと切るよりハサミでじょっきん! と指を切った方が痛いのだということと、ミシンは普通が1番だと。
 なぜなら実は寝ぼけて布ではなく自分の指をミシンで縫ってしまったのだが、爪を貫通し肉にささった時点で針が折れたのである。
 これが最近テレビショッピングで紹介されているような厚地を10枚重ねてもがんがん縫えるミシンだったら、爪どころか指そのものを貫通して縫っていたところである。
 ちなみに指に縫いこまれたミシン糸は自分で見事に抜糸。その腕前たるや今すぐ外科医になろうかと思ったほどである(無理だっつーの)
 そんな私の血と汗と涙(←あくびの)の結晶である衣装もすべて完成した今の私の気がかりは、ジャコブ役の人の被り物のことである。
 ジャコブといえば4本の角。その安定性をはかるために工夫を凝らした結果、非常に重くしかもすごく頭を締め付けられるものになってしまったのだ。
 ジャコブ役の彼が演技で頭を派手に振り回した後に舞台袖でふら〜っと立っているのを見るたび、私の作った被り物のせいで倒れてしまうのではないかと心配になってしまうほどである。
 だが、私はある衝撃情報を耳にした。なんと彼が以前市民オペラ「魔笛」のときにかぶった王冠。あれは実は植木鉢だったというのだ! 
 いや〜これにはさすがの私も驚いた。大金はたいて本物の王冠を外国から取り寄せたと言われてもこれほど驚かなかっただろう。だって植木鉢である! それなら今回の被り物の方がまだマシだ。
 しかしなまじ素晴らしい歌唱力を持つがゆえに、偉い役があたり立派な被り物をかぶる機会が増えてしまうとは皮肉なものである。彼の今後の舞台における「被り物人生」に幸あれ!と願わずにいられない私だ。
 ところで今回、私の黒い衣装がやけに立派だと評判なのだが、私はけして自分の衣装だけ特別に作ったわけではない。だって、配役が決まる前にデザイン画はできていたのである! 私はただデザイン画通りに作っただけなのである。だから私の衣装がカッコイイのは単なる偶然なのだ。
 ちなみに台本を読んだ時点で「この高慢ちきなブラックウェルシュ役はきっと私だ!」なんて確信した上でデザイン画を描いたというのはみんなには絶対ナイショである。(←しっかり確信犯じゃないか!(笑))
 そんなわけで、「羊の丘のクリスマス」。上演は今週の土曜日・12日です。
 ぜひぜひ舞台でお会いしましょう。お待ちしています。