2001年12月号     1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月   top
 7月 | 8月 |9月 |10月11月 | 12月



 


 運命に怯える私って

         ―えっ、顔からカビ?

 先日、朝目覚めるとなんだか顔が痒い……と思ったら、鏡を見てビックリ!! そこには世にも美しい美女……の代わりに顔に大きな火傷のような痣ができている私。な……なに、これ?!(汗)こッ……これはもしかして牛の皮膚病が感染したのでは……ありうる。この、患部のただれ具合はまさしく牛の皮膚病だぁ! 間違いない。
 普段は病院嫌いで、めったなことではすぐ病院へ行かない私もこのときばかりはあわてて病院へ。すると案の定、顔から削った細胞からカビが検出されたのだぁ〜(涙)いやーん、あたしの美貌が……(いや、冗談ですから。)
 わが家では今、牛の皮膚病が大流行。これ、感染したらなかなか治らないのだ。薬はもらったが「治るまでに1、2a広がると思いますので……」なんて言われ、気分がブルー。
 しかも痒いし、うが〜!! などとイライラしていたら、この前の連日の猛吹雪……。病院へ行こうにも道は完全に消失し、わが家は事実上「陸の孤島」。仕事しようと牛舎へ向かっても、雪が深くて太ももまでぬかるわ、目の前は吹き付ける雪で視界はきかないわで、牛舎へ行くのにも遭難しかける始末。そんな荒れ狂う猛吹雪の中、牛舎も家も見失った私の脳裏にある言葉が浮かんだ。
 そう、「美人薄命」!! わ……私ももはやこれまでか〜(涙)
 はッ。そこで私はふと我に返った。いや、死ねない、まだ死ねないッ!! そうだよ、どうせ死ぬのなら綺麗な姿でなくては。
 間違っても こんな汚い作業着に痣のできた顔(皮膚病)のままでは死ねない。そうして私はこの女の意地と気力を振り絞って無事生還したのである。(って、敷地内で何を大袈裟な……)
 まぁ、牛舎に入ってしまえば後の仕事は楽なもの。だが問題は外で広げてある牧草サイレージ……テントはかけてあるとは言え、その上の雪かきをしてテント剥いで……それから牛に与える為に台車に積み込んで……なんて作業中にも雪はどんどん降る。
 台車をカラにして次に取りにきたときにはもう真っ白で牧草サイレージがどこにあるか見えやしねぇ! おまけに私自身も雪まみれで、まるで今にも油で揚げられそうな天ぷらの下ごしらえ状態だ。(あらま、なんだか美味しそう)
 まったく、私が働くときくらい少しは雪も降り止んでほしいものである。だいたい雪の方も私を誰だと思ってるんだ、われこそは悪名高き“なまけんぼう”だぞ? 1日にたいした仕事もしないんだから、その時間ぐらい晴れてくれたってバチもあたらんと思うのだが……。
 それもこれも今年は前厄だというのにお祓いしなかったせいに違いない! こうなったら今からでもお祓いに行くぞ! と心に決めた私なのである。(って、暮れも押し迫った今頃にかい!)