2001年5月号    ● 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 ●  top
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心も踊る昔の家は珍品宝庫
              ―古巣よさらば(上)
数年前まで住んでいた古い家をこの春、ようやく取り壊した。今はショベルであっという間に壊せる時代だが、我が家では多くの材料をリサイクルするために人手をかけてていねいに(?)解体したのだ。ここ数年、壊せぬままでいたのは手間がかかるから、そう、面倒だったからである。(笑)
 しかも築五十年の何度も増改築を繰り返して住んできた家なので、まぁ、なんとも手の込んだ複雑怪奇な骨組みで、結構、手順の狂いが生じて難しい。だが昔ながらの造りなので、その仕組みに感心しながらの解体はなかなか楽しい作業ではあった。
 屋根や二階の壁を剥がせばスズメ蜂の巣(デカイのが四個も!)、卵つき鳥の巣、子猫やネズミの死骸・ミイラ、、生まれたての子猫は出てくるわでそりゃあ、もう大騒ぎ!
 しかも押し入れの壁を壊せば、その向こうに誰も知らなかった隠し部屋が現れ、古いお宝もどきのガラクタがどっさりと!(←忍者屋敷かい)どうも増築の際に入り口を作り忘れた物置らしい。あくまでも推察だが……(笑)。
 挙句の果てには死んだ爺さんの部屋の屋根裏から大量の神社のお札がバッサバッサと落ちてきた。なんでこんなところに隠してあるねん!! 思わず爺さんのヘソクリかと思って私ら家族や手伝いに来ていた親戚一同、大興奮してしまったではないか!。
 しかし、いったいなぜ神社のお札なんか屋根裏に隠しておいたのであろうか……爺さんは隠れキリシタン……いや、隠れアマテラシタン(←なんだそりゃ)だったのだろうか……???わからん。
 それにしても、壊す作業というのは本当に楽しい。私などはどんくさいので、うっかり自分の顔をハンマーで殴り倒れたり(後で顔が腫れた。トホホ)釘付きの木材をうっかり踏んでしまい、傍から見るとかなり危なっかしい仕事ぶりだったらしい。←本人自覚なし。
 しかし我ながら感心したのは釘を踏んだところ、たいした血もでず逆に肩や腰のコリが一発で解消してしまったことだ。もしかして釘が刺さった部分はツボだったのだろうか?(笑)うーん、侮れない鍼治療。(←釘でやる奴がおるか!)。