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| 廃材は意欲的に再活用だよ ―古巣よさらば(中) 次に私を虜にしたのが古新聞。畳を剥がすと下に敷いてある新聞が昭和二十八年や二十九年のものだったり、増築部分からは四十五年のものだったりで思わず読んでみるとなんだかおかしいのだ。
特に四十五年モノは「これからのテレビはカラー!」とか佐良直美がビスケットの宣伝してたり黛ジュンが期待の新人だったりして時代を感じさせる(笑)。 ただ二十八年頃になると古すぎて話題がわからない。映画案内の俳優もわからんし(汗)、あ、でもオリビアハッセーの「ロミオとジュリエット」の宣伝があった。おお!! って、新聞ばかり読んでないで働けっちゅうの!。まるで年末の大掃除の最中に本やアルバムに魅入ってしまい手がとまる状況と似ている(ありがち) この忙しい春先に、たかが一軒の家の解体に五日もかけてしまったが、これは本当に実りある楽しい作業であった。それに手をかけて解体すると廃材をうまくリサイクルできる。 柱や建材は牛舎や納屋、桟橋の修理用に納屋に運び、他の破損の酷い物や小さいモノなどは薪に。畳は畑の一角に積んで風雨に晒しておけばそのうち堆肥になる。 家中に張り巡らされていた電線は外側だけを取り除き、中の芯を取り出せば柔らかい針金のようであり、牛の運動場の柵のつなぎに便利。 屋根などのトタンはサンダーで切り分けて畑の土手に補強すれば土砂が崩れて排水がつまるのを防げる。 耐火ボードは中味が石灰だからショベルのバケットでガンガンと叩いて粉々にしてから畑に撒けば、堆肥で酸性になった土地を中和できる。 壁のモルタルもショベルで叩いて粉々にした後に、畑までのぬかるんだ道路に砂利代わり敷いて道路整備に。 ……こうして選別していくと、どうにもこうにもならない始末に困るゴミというのは意外に出ないものである。 やはり古い造りの家だからかね? なんと断熱材にグラスウールを使わず、昔ながらの土壁という造りなのだ! |
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