2001年5月号    ● 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 ●  top
 7月 | 8月9月10月 |11月 12月




うん? 「ウメ」と「ヨシ」って。  
                 ―古巣よさらば(下)
 最近、TOKIOの「鉄腕ダッシュ」という番組で昔ながらの日本家屋を作り始め、竹を編んで芯を作りそこに土を塗って土壁を作っていたが、まさにアレ!!
 あの土壁は強いです。ホントに頑丈。でっかいハンマーで殴ってもなかなか崩れない。侮りがたし土壁! いや昔の日本人の知恵や技術はスバラシイ。
 壊してみて改めて日本家屋の良さを認識した私だった。
 ちなみにこの家はすべて父と祖父の手作り。素人仕事とは思えない出来だったと、解体した今なら思う。いや、たいしたもんだ。
 さて解体と廃材の片付けが一通り終ると最後はいよいよ一番の気がかりだった「ぼっとん便所」の始末である。
 昔から家を建てたり壊したりするには何かしらの縁起を担ぐものである。ましてや御不浄(便所)となれば建てるにあたっては方角に気を配り、そして埋めるにあたってはお神酒やお塩で清めてと、特に心を砕くところなのだ。
 まずは衛生公社を頼んで最後の汲み取り。後は砂利と土で便槽を埋めて地ならしをすれば完璧である。
 そこで埋める前に信心家の母の出番だ。母は大相撲の水戸泉かと見まがうパフォーマンスぶりでお神酒とお塩を派手に振りまき、梅と葦を便槽に奉った。
 なんでも「梅(ウメ)と葦(ヨシ)」で「埋めて良し」なんだそうだ。誰に習ったか知らないが、なんてインチキくさい……。
 しかし、「いわしの頭も信心から」と言うように「下手なダジャレも信心から」なのかも。要は感謝の気持ちが伝わればいいんでしょうね。長い間住まわせてくれてあり
がとう。お世話になりました……と。
 でも「梅と葦」で「埋めて良し」ねぇ……やっぱりただのオヤジギャグにしか思えないわ!!(爆)。