調印式終え交流の第1歩


  羊がとりもつ縁で士別市がかねてから進めてきたオーストラリア・ゴールバーン市(以下ゴ市)との姉妹提携調印式が三日市内のホテルで行われた。田苅子進市長とゴ市のマーガレット・オニール市長がッ調印書に署名、固い握手を交わし、交流の第一歩がスタート。同事業は士別市開基一〇〇年の節目の記念とともに、士別市が国際交流に向けて新たなステップを踏みはじめた。今後は人的、物的な交流を含め、有効使節団の往来など両氏の活発な交流が期待されている。

署名を終え、両市長が固い友好の握手


 ゴ市はシドニーから南へ約二百`にある人口二万四千人と士別市とほぼ同クラスの都市。農業、観光が産業となっており、まちのシンボルはこれも士別市と同様の「羊」。
 同市には士別市出身の石垣博美氏(北海道日豪協会会長)が橋渡しとなって、九四、九五年に士別サフォーク研究会の会員ら市民十人が訪問団を結成し赴いた。
 一方、九六年にはゴ市からオニール八市長ら八人が士別市を訪れ、実質的な相互の交流が始まった。
 九七年五月には樫木前市長らが市、市議会、サフォーク研など八人が正式な姉妹都市提携を視野に入れてゴ市を訪問し、下準備を進めた。また同年十一月にはゴ市から総務部長のドン・クーパー市が士別市を訪れ、姉妹都市提携に向けて最終的な意見調整を行った。
 関係者の手で本番に向けてこういった基盤を整えてきたもので、士別市は開基一〇〇年を迎えた今年、この実現を果たすことにしたものだ。
 調印式にはゴ市からはオニール市長夫妻、総務部長(ゼネラルマネージャー)のドン・クーパー氏、市民代表など十人。士別市側からは市長、市、商工会議所、ライオンズ、ロータリークラブ、国際ソロプチミスト、士別青年会議所、市内の高校、市議会、サフォーク研究会、士別市国際交流協会など関係者五十人が出席した。
 ゴ市からの代表団紹介のあと、田苅子市長が「待望の友好都市提携となった。市民を代表し心から歓迎します。市は開基一〇〇年を迎え、意義深いものにもなりました。国際的な感覚を養い、相互の市民との交流を深めたい」、オニール市長は「ふたつのまちの結びつきが深まることを期待しています。士別市民が訪れることを心待ちにし、両市の発展を期待しています」とあいさつを述べ、いよいよ調印式。
 調印内容を読み上げ、両市長と、高嶋栄一市議会議長、クーパー総務部長がそれぞれ調印書に署名を行い、正式に姉妹都市提携がむすばれた。両市長は固い握手を交わし、末永い交流を誓った。
 この後、レセプションに入り、田苅子、オニール市長ら六人で鏡割りを行い、会場には士別駅南獅子神楽が舞い、ゴ市一行の関心を引き、次々と記念写真も撮る姿も見られ、和やかな歓談が続いていた。

 
鏡割りでスタートしたレセプション