士別村屯田村全景(明治34年)
屯田兵
 屯田兵とは、北海道を外国(ロシア)から守り、開拓を進めるための軍隊で、明治維新で職を失った士族を救済するための制度でした。
しかし、1890年(明治23年)に屯田兵の資格が自由になると、地租改正によって土地を失ったり生活にゆきづまった農民が屯田兵として北海道各地に入地しました。
 士別には1899年(明治32年)7月に屯田兵とその家族100戸、総勢で622名が新天地を求めて来ました。そのころの士別に入るためには、鉄道が和寒までしか通っていなかったので大木と熊笹が生い茂る薄暗い森の中を細い刈り分け道を歩いていくしか方法がありませんでした。体力のない子供や婦人などは剣淵のビバガラウシから丸木舟で下り、士別へ上陸しました。第一隊60戸、第二隊40戸の全戸がそろった7月15日に入隊式がおこなわれ、士別屯田兵第3大隊第5中隊が編成されました。

士別屯田兵 屯田歩兵第3大隊第5中隊(明治33年撮影))