ライブシアターのあらまし

 北海道第2の大河・天塩川は、道北に生きる人々の母なる川です。
 その流域の自然と人々の暮らしを、天塩川中流域に発展した士別市の壮大な歴史劇として描きます。
 天塩川
 「いい風だ。おじいちゃんの生まれるずっと前から、天塩川は生きつづけてきた。そして、お前たちの子どもや孫や、そのまた子ども達の時代までも、いつまでも、いつまでも、天塩川は生きつづけ、流れつづけていくんだ」

 湧然
−雅楽の荘厳な響きとともに、男神・女神が天塩川の源を指し示す。
「水よ 湧けよ 湧けよ 溢れよ
 おお 北のまほろば ここに天塩川

 いのちの芽生え
 天塩川の流域にたくさんの木々や草花が生い繁り、蝶に扮した子どもたちの
笑顔がはじける。

 古代の宴
 流域に住みついた古代人が、焚火を囲んで踊る。

 屯 田
 明治32年7月1日。屯田兵家族は、剣渕川右岸に上陸、7月15日に入隊式が行われ、99人の屯由兵は、北の守りについた。

 開 墾
 屯田兵は入地のあと相次いで入植した移住民は、一面に生い繁る熊笹や大木にはばまれながらも、開墾に汗した。

 熊 鬼
 北海道開拓の歴史は熊との闘いの歴史でもあった。熊の脅威は、時に畏敬の意に近いものでもあった。

 魚たちの祭
 天塩川は魚の宝庫。たくさんの魚たちが、そこに群れ遊んだ。

 戦(いくさ)
 暗く冷たい戦争の炎が燃えさかり和太鼓のとどろきは、砲声や銃撃や爆裂音のように、川面を揺らす。

 鎮 魂
 静かな調べに乗せて、おびただしい数の灯籠が川面を照らす。

 白 鳥
 おだやかな川辺に羽を患める白鳥
「ここは天塩川の岸辺
 時を越えた天塩川の岸辺
 手をつなぎ
 心をつなぎ
 遠くを見た

 士別市誕生
 −たくさんの旗や提灯が揺れる-
「朝日がパッと出るように
 士別が 士別が 市になった
 …今日ははお祝い旗行列だ…

 彷 復
 押し寄せる過疎の波
 吹き荒れる不況の嵐

 再 生
 母なる大河・天塩川は、悠久の未来に向かって生命を躍動させる。
 −壮麗な群舞 燃え上がる炎
 対岸を埋めるたいまつ
 噴き上がる水−