交流会


●トップに●
 

人・物の交流加速に拍車
巨大な商業集積施設が出現


消費者で混み合う商業集積施設

 

●メモ2●
 三好町の工業生産額は約六千六百億円、商業販売額が約一千億円前後。
 士別市の工業生産額は百七十億円強。三好町は士別市の実に三十七倍。士別市とはケタ違いの大きさ。  商業販売額で士別市は六百三十九億円。こちらも人口が多いこともあって、三好町が四百億円ほど上回っている。
 農業生産額となると、三好町の統計資料には見あたらかった。

●メモ3●
 その三好町。人口急増自治体である。平成五年に三万四千人だったのが、平成十二年には四万四千人。今回の国勢調査では五万人に達する勢いだとか。  そんな人口過密都市とあって、地価(宅地)は一坪三十五万円から四十万円とけっこう高い。
 その人口増に比例し町会議員も増えているのか、と思いきや定数を二十六人から二人削減し二十四人にした。士別市と同数である。
 町関係者に聞くと「行革の推進と削減しなさいという町民の声も強くて」という説明だった。

 産業フェスタの最中、友好視察団の一行はフェスタ販売班と特定商業集積法に基づく大規模な商業施設視察班に分かれた。
 市議、会議所、報道陣などの関係者は視察班に入り、まずは「さんさんの郷」(士別市でいえば水郷公園、もしくは不動公園のような感じの公園)におもいた。
 この日はまるで春のポカポカ陽気のような暖かさに包まれ、ワイシャツ一枚でも充分。
 三好町やその周辺を見渡せるさんさんの郷は、町民憩いの場所。「ふれあい農園」と呼ばれる家庭菜園が設けられ、プロの農家が農作業のポイントを指導してくれるという。
 農家と街場に住む人の交流の場所にもなっており、同町が推進している「緑と花のまちづくり」のシンボル的な存在にもなっている。  ここで昼食後、柿狩りを体験。公園近くの農園でたわわに実をつけた柿をもいでみた。道産子には得難い体験となった。
  この後、一行は町内の専門店とJUSCO(ジャスコ)が一体となった大規模商業集積施設を見学した。
 この施設、JUSCO三好店と地元商店街の「i―MALL」(アイ・モール)の二つの商業施設が併存したもの。  敷地総面積は約九f、このうち建設面積が二万八千平方b。幅一〇〇b、長さ三〇〇bという巨大な三階建て店舗である。総工費や約百億円。このうち地元負担は四十億円。愛知県では初めての施設である。
 ここにJUSCO約五十店舗、i―MALLが約七十店舗を構えて営業している。
 専門店以外にスポーツ用品「スポーツオーソリティ」(フロリダに本拠地をおくアメリカ最大の大型スポーツ専門店)、おもちゃのトイザラス、十二の映画館が入った「ムーヴィックス三好」、「ペットシティ」(ペットの大型専門店)が入っている。
 オープンまもない日曜日とあって、店内は混雑を極めていた。
 お客さんの七割は町外から。車渋滞の中、三時間をかけて豊田市から買い物に来る客もいるという。二千五百台の駐車場は常時満杯。一日の売上が一億円に達している。
 その規模の大きさに視察団の一行も目を見張ったが、「三年後にどうなっているかが注目される」と、会議所関係者が感想を述べていた。  ここを出て、バスに戻る途中、閉鎖したショッピングセンターがあった。壁や窓がくすみ、汚れた店の看板や行灯がその建物の前に山積みになって放置されていた。
 華やかな施設を見た後の、この暗部にまさに商業形態の目まぐるしい変化を見せつけられたような気がした。
 夜は三好町・三岳村・士別市の三自治体による友好交流会が名鉄トヨタホテルで行われた。
 それぞれの市町村から行政、議会、商工会など関係者など約二百人が出席した。交流の先輩格、長野県三岳村は木曽御嶽山のふもとにある人口二千人の自治体。三好町の水源の地にもなっており、友好提携を結んでいる。
 交流会では塚本三好町長が「末永く友好の花を咲かせたい」、久野三好町議会議長が「町、村、市ともに交流の輪を深めたい」と歓迎のあいさつを行い、田苅子市長、下野戸三岳村長、高島市議会議長などが「これからも友好のきずなを深めたい。兄弟づきあいをしていきたい。多くの人々を触れあいを重ねていきたい」と述べ、今後の交流にさらに弾みをつけていた。
 今回の視察はこれで全日程を終了したが、これからも子どもたちの定期便や議会、民間レベルでの交流の話がすでに持ち上がっており、三好町と士別市との人的、物的交流が加速していくことになりそうだ。





3首長が勢ぞろい