「プル・ル・ル・ルー」−ひっきりなしに事務所に置かれた電話が鳴り響く。さながら、通信販売会社の注文受付窓口のようである。  ここは、ゴミ行政を担当している市役所環境生活課。新たなゴミ分別収集が始まる3月31日から、市民の電話問い合わせが後を絶たず、職員も電話応対に多忙を極めている。すでに電話による問い合わせは数1000件におよんでいるだろう。
 「新たに分別品目が加わり、市民のみなさんもかなり戸惑うことはある程度予想していました」と言う。ただ、その予想を超える市民の反応は「ある意味で、分別に関して高い関心を持ってくれているあらわれではないでしょうか」と環境生活課では話している。
 これまでの分別品目は、空き缶、空きビン、ペットボトル、紙パックなど。4月からは、白色トレイとその他プラスチック、紙製包装容器等が新たに加わった。また、紙類についてもダンボールや箱、紙袋、雑誌、その他紙類など分別がかなり細分化されている。
 市民からの問い合わせの多数は「これは何に分別されるのか?」と言った内容。品目毎に分別方法を掲載していくためには、おそらく本紙の新年号並の紙面組が必要となるだろう。それだけ、暮らしの中でのゴミは多種多彩、大量にあると言うことである。
 分別の一つの考え方として「燃えるゴミ」、「燃えないゴミ」があるが、埋立処理を行っている士別市の場合、「燃える・燃えない」はほとんど関係ない。ポイントとして押さえておくことは、そのゴミが「リサイクルできるか、否か」である。リサイクルできるゴミは再資源化し、それ以外のゴミだけを埋立処理する。
 何に分別していいのかわからないようなゴミは、とにかく市環境生活課に聞くことである。「どんな些細ことでもかまいません。わからないことがあれば、気軽に電話してください」(市環境生活課)とのこと。分別収集がほぼ一巡する5月以降には、市内各所で再度ごみ減量化懇談会を開催する計画もあるという。数人の人数がまとまれば、市の担当職員が直接出かけて説明する対応も行っている。
 的確な分別が行わなければ、せっかくの資源ゴミもリサイクルセンターで再度分別をし直さなければならず、作業効率が極端に低下してしまう。市環境生活課では「とにかく、細かいことでも一つひとつ説明して、理解してもらうしかない」としており、わからなければ「聞く」、そして「慣れる」が、これからの分別に最も大切なことである。
 ゴミ分別に関した問い合わせ、説明会の開催要望等は市環境生活課(3−3121)で受け付けている。
  (写真説明) 中間処理される大量の空き缶