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第43回士別市読書感想文コンクール
 小学生中学年・最優秀賞

ピーコの祈り
士別小学校3年 田中梨華子

 「この本いいみたいよ」。とお母さんにすすめられ、この本を読んだ。
 「え〜ピーコ?」と思ったが読み終わったらなみだがあふれてきた。なみだが出た本ははじめてだった。
 お正月の日、だんちの前のでんちゅうに、すて犬がいた。朝になって犬のおばさんと人間のおばさんに助けられた。その犬がピーコだった。
 ピーコは、さんぽで一ヶ所だけ通りたくない道があった。そこは、ほけん所の前だ。引こしをするからじゃまだとか、新しい犬をかうからいらないとの理由でつれていかれる場所でそのねこや犬はころされてしまう。どこでころされるかというと、ガス室だ。一つの部屋に十ぴきほど入れられる。その中の一ぴきは、きっとかい主がむかえにきてくれるだろうと信じていた。窓ガラスに鼻をくっつけて、いっしょうけんめい外を見ようとしているすがたがすごくかわいそうだった。なぜ、そんなことをしなくてはならないのか。犬のすきな人に、あげては、いけないのだろうか。それができたらガス室なんて、いらなくなるのにと思う。
 わたしは、金魚をかっていて、病気で死んでしまった。その時は悲しかったけど。「また新しいの買えばいいや」。と少し思い、「今度はハムスターを買って」。と言った。「死んだらかわいそうだよ、ちゃんとめんどうみれるの?」といつも言われる。わたしは「ん…」とだまりこんでしまう。でもとちゅうでせわをやめてしまうのだったらかってはいけないということがこの本を読んでわかった。
 動物だって生きてるかぎり、人間と同じだと思う。家ぞくになったら、親は、子どもをすてたりしないと思う。だから動物も自分の子どもだと思ってさいごまですてないでめんどうを見てあげなければ、いけないと思う。動物は言葉をしゃべれないから、人間のかってでころされてしまう。
 「なんで何もしていないのにどうしてころすの?」と言いたいだろう。一ぴきでもガス室に行かなくてすむようになるといいと思う。
 ピーコが、「なかまたちを助けて下さい。地球のいのちをお守りください」。といのっている言葉をぜったいわたしは、わすれない。