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子どもたちに大きな夢を
 
7年ぶりの里帰り−14日のトークライブのために士別入りした高橋尚子選手と小出義雄監督は、13日午後4時30分頃士別市役所前に到着。約200人の市民が温かい拍手で出迎えた。
 このあと2人は市役所来賓室で、田苅子進市長や士別商工会議所などの関係者と歓談。士別は二人の出会いの地であることなどを話した。
 この日夜、士別グランドホテルでは歓迎レセプションが開催さトークを行う2人れ、約300人の市民が2人と賑やかにひとときを過ごした。
 市職員から花束を受け取り、あいさつに立った小出監督は「高橋と巡り会ったのは前所属チームの士別合宿の時でした。『こんな走りをする子が日本にいるのか』と、第一印象で世界一になれると思った。『世界の高橋ここにあり』は士別が発祥の地です」と七年前の出会いを披露。
 高橋選手も「オリンピックで優勝し、ベルリンで記録を出したあと士別に戻ってこれたのはもう一度原点に戻ってスタートしなさい、と神様に言われている気がします。七年前の懐かしい思い出が残る場所もあるので歩いてまわりたい」とあいさつをした。
 会場は二人と記念撮影をしたり言葉を交わす人で盛り上がった。レセプションの最後には小出監督、高橋選手とも盛大なもてなしに感謝の気持ちを述べ、「もう一つ世界記録を創り、また皆さんの前に戻ってこれるよう努力していきます」と記録更新を誓った。(写真=監督との掛け合いで楽しい話が続く)

レセプション会場で

会場を埋めた市民

サフォークセーターに感激

市民に囲まれ人気者のQちゃん

くす玉を割って大歓迎

子どもからお礼の言葉を受ける

士別は監督との出会いの地、私の原点


 トークライブの第一部終了後、来士した高橋尚子選手、小出義雄監督の2人が共同記者会見に応じた。
トークの合間にリラックスのダンス 会見では、高橋選手が小出監督を追いかけて士別へ足を運んだ時の心境や、小出監督が第一印象で受けた高橋選手の素質について答えた。
 現在決意している新たな目標については、高橋選手が「いろいろな大会の条件やコースがあるので、まだ決めかねている。当面は12月に全日本実業団女子駅伝があるので、チームの一員として頑張りたい」とし、小出監督が「高橋は子どもの夢を育むランナーにならなくてはいけない。結果に満足していないし、まだまだ記録は伸びると思っている。今後はかけひきなしで自分のペースで走れるレースを考えており、春と秋にマラソンを一本ずつと駅伝、小さいロードレースをと思っている」と話した。
 出会いのきっかけともなった合宿に関して、士別市が力を入れている合宿での街づくりをどう見ているかの問いに「マチ全体でスポーツをしよう、(合宿を)推進しようというのが見える」(小出監督)と回答。
 トークライブの第一部を終え、士別の子どもたちの印象については、高橋選手が「まっすぐな目で堂々と聞きたいことを聞くことができる。何十年か後にオリンピック選手が出るのでは」と期待を込めて語った。

(写真=トークの合間に競技の前に行うリラックスのためのダンスを披露)