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16.まとめ役のリーダーが必要  市町村合併手順例

地域の切迫感も大きく影響

 剣淵町と交流の深い香川県志度町。平賀源内の遺品館などもある人口約2万2千人である。
 この町が今、市町村合併が叫ばれている中で注目されている。
 この志度町が周辺5町と合併して平成14年4月1日に人口5万7千人の「さぬき市」として生まれ変わったのである。
 合併とはどのような経緯でなされていくのか。志度町を例にとってみよう。
 志度町を含めた大川郡の8町の各代表が平成10年12月に合併協議会設置請求書と住民発議確定署名簿をそれぞれ町長に提出、受理されたのが、まず合併に向けてのスタート。
 ところが合併への道のりは平坦ではない。平成11年には 志度町と長尾町の両議会で、合併協議会設置協議についての議案を否決した。これで住民発議による合併協議会設置は白紙に戻ってしまった。
 だがその後も合併へのねばり強い啓蒙活動が続き、合併だよりの全戸配布や研究会の開催などを重ね、平成12年4月1日に 津田町・大川町・志度町・寒川町・長尾町合併協議会(法定)が設置された。
 当初は8町でスタートした協議も最後は5町に。必ずしも合併が是とは限らない自治体もあるわけである。しかも議会の反対にも直面した。
 これらを克服しての合併である。
 協議会設置請求から合併までわずか4年である。この速度が全国から注目される理由である。
 志度町も含めたこれらの地域が経済面で立ち後れていたこと、合併に向けた事前の住民との充分な話し合い、文化的にも強いつながりがあること、新自治体の名称を早々と決めたことなど様々な要因が考えられている。
 さらに5町の首長、議会もまとまりを見せたこと、そして何よりも強力なリーダーシップの存在があったことも大きいという。
 こうしてみると合併成功への要素には、地域間のつながりの強さと強力なリーダーシップを発揮できる人物の存在も欠かせないことがわかる。
 本州と北海道では伝統や歴史が大きく違う。また境界線も短ければ、隣町との距離も近い。北海道は農業などの生産基盤などは除くと、文化的には地域間連携が希薄である。
 そうした地域色の中で合併を模索していくためには、やはり強力なリーダーが必要だろうし、広域を視野に入れた観点からの啓蒙活動も欠かせない。


市町村合併の推進に向けた手順例

 ■市町村合併についての一般的な調査研究と啓発活動■
(士別市、和寒町、剣淵町、朝日町=以下1市3町=でも始まる)
職員等によるプロジェクトチームの設置、先進地視察や合併に関する一般的な住民意識調査、有識者の意見交換、シンポジウムなどの開催、パンフレット作成・配布など。
  
 ■関係市町村との連携の強化■
(3町では広域での話し合い始める)
関係市町村による調査研究組織の設置、一部事務組合の見直しや広域連合化、施設の共同利用の促進などによる既存の連携の強化、首長、議会レベルでの交流や職員の人事交流、住民相互の交流の促進など
  
 ■住民、議会等が市町村合併を検討・議論する上での情報提供■
住民参加による調査研究組織を設置、関係市町村によるシンポジウムなどの共同開催など。(1市3町での本格的な資料提供はこれから)
  
 ■市町村合併を考慮した自らの市町村の行財政運営■
(1市3町ともにこれからの課題)
財源格差を縮小するための検討や 職員採用の計画的な実施、公債費の抑制等の検討、合併目標年次にいたる行動計画を立案など。
  
 ■合併協議会の設置に向けた住民等の意向の把握■
(1市3町ともにこれからの課題)
合併構想をより具体化したまちづくりビジョン(合併モデル)を作成、各市町村単位で住民に対する説明会を行って、賛成・反対意見や住民の立場からの問題点を把握した上で、合併に向けた取組の是非についての意向調査など
  
 ■任意の合併協議会の設置■
(未知数)
  
 ■法定の合併協議会の設置■
(未知数)