![]() 第2次世界大戦の傷跡がようやっと癒えはじめた昭和20年代末、昭和30年代から半生期が経過しました。この間、道北地方も大きく変遷を遂げました。自治体合併論議や農協合併の具元など地域の枠組みも新しい時代の到来を予感させています。そこで本紙では50年前の道北日報紙面をひもとき、この地方の動きを見つめ直してみたいと思います。なお、この連載は随時掲載します。 50年前の道北日報紙面から |
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■昭和28(1953)年 10月 嫁入り費用は10万円 ![]() ●10月3日付=原料ビート輸送が始まるが、この時代はまだ臨時の貨物列車が日甜士別製糖所に入ってきていた。 ●10月6日付=珠算検定試験が士別で行われ、200人が受験する賑わい。士別はもとより和寒、剣淵、上士別などこの地方の各中学校から生徒が参加。1級合格はわずかに1人である。 ●10月15日付=就学児童が急増し、士別町では教育施設の拡充が求められる。一方では財政難を抱え、町は悩み多し。 ●10月17日付=お嫁入りの費用というのが掲載されている。10月半月の間に15組もの婚姻届けが役場に。タンス、鏡台、針箱、下駄箱、タライなどしめて10万円。 ●10月17日付=道銀支店採用試験問題というのが掲載されている。地元での職員採用試験があったのだろうか。当座や定期の内容説明を補充する問題など。 【広告余話】東山のブドー園がブドーを販売している。「美人が多数参りました。暖かいお部屋で楽しんでください」という料理屋の広告で、紅葉の季節にちなんだ「麗人祭」というのがあった。 |
■ 01 病院全焼、未曾有の洪水 |