第2次世界大戦の傷跡がようやっと癒えはじめた昭和20年代末、昭和30年代から半生期が経過しました。この間、道北地方も大きく変遷を遂げました。自治体合併論議や農協合併の具元など地域の枠組みも新しい時代の到来を予感させています。そこで本紙では50年前の道北日報紙面をひもとき、この地方の動きを見つめ直してみたいと思います。なお、この連載は随時掲載します。



                   50年前の道北日報紙面から

   ■昭和29(1954)年  10・11月

  合併後の市議会議員の定数は81人にも
 
 ▼10月27日付=天候不順、冷害、風害に見舞われ、この年の農家の販売高は10の1も減少した。この年、合併で士別市の議員は81名を数えている。第2回南部宗谷線学生珠算大会というのが行われ、和寒中学校が団体優勝している。
 ▼10月31日付=お嫁入り支度調べというのが載っている。嫁入り道具一式10万円程度だが、この時代の嫁入り道具には白下着、針箱、下駄箱などの他にタライというものもあった。タライは当時、お嫁さんが持参するものだったのだろう。
 ▼11月6日付=青年弁論大会というのが行われている。25歳未満の男女が対象。街中に供米馬車の行き交う姿が写真入りで紹介されている。この頃、馬はまだ物資輸送のための重要な役割を果たしていた。第1回の菊花展が行われた。150点が集まり、この頃から菊作りが盛んだったことをうかがわせる。

広告余話】 

 秋期大売り出しで、抽選で賞品があたる他に日本一の大パチンコができるという特典があった。パチンコ台の大きさは高さ約3メートル、横1メートル強。
 料亭の広告で「サービス陣がそろいました」となり、「殿方のお越しをお待ちしている女性の源氏名に『ぽん太』というのもあった。
 牛肉の入荷広告があり、上等で百匁200円とある。1匁(匁)は約3・75グラム。今でいうと375グラムで200円。100グラムに換算すると約185円。当時ラーメン一杯60円なので、牛肉100グラムでラーメン3杯飲める勘定になる。今、ラーメン3杯食べると1500円は必要。50年前の牛肉は現在と比べると相当高い。が登場している。
(写真=市議会の出席率を報じる紙面)

■ 01 病院全焼、未曾有の洪水
■ 02 自治体広域の釣り大会も
■ 03 ヤミ米買い漁るカツギ屋
■ 04 嫁入り費用は10万円
■ 05 4町村合併の記事散見
■ 06 合併か自立か、切迫か
■ 07 犬が集団で市街地闊歩
■ 08 1日に1人増える時代
■ 09 浅野さんが全国大会に
■ 10 悲嘆にくれる市民
■ 11 根強い公務員志向
■ 12 市議会議員定数81人
■ 13 新築市立病院が火事に
■ 14 ミス職場
■ 15 ミス女給
■ 16 制限速度30キロ
■ 17 赤ちゃん1日平均2.3人 
■ 18 無鑑札の自転車には過料
■ 19 ふたつのマーケット開店
■ 20 「だ」「べ」は使わぬように
■ 21 今度のミスコンは「ミスさくら」
■ 22 金属泥棒が横行
■ 23 テレビの広告が出現
■ 24 五目並べの国際大会?
■ 25 不良石炭混入の石炭販売